公開日 2012年10月04日 伊勢原の指定文化財 大太鼓 読み、指定、種別、所有者、数量、指定日一覧 よみ おおだいこ 指定 県指定重要文化財 種別 工芸 所有者 宝城坊 数量 1個 指定日 昭和30年11月1日 詳細情報 大太鼓の大きさ 規格 直径 1.38メートル 胴周り 4.9 メートル 幅 1.39メートル 解説 この大太鼓は直径1.38メートルと非常に大きなものです。 胴部の内側には墨で、この太鼓が寺の祭りや江戸への出開帳(でがいちょう)に使われていたこと、皮を3回張り替えていることが書かれています。現在は太鼓の皮はありません。張り替えの年号で最も古いものは、戦国時代の天文9年(1540)で、この太鼓が造られたのはそれ以前と考えられます。 「新編相模国風土記稿」には、鎌倉時代初期の建久5年(1194)8月8日に源頼朝が娘大姫(おおひめ)の病気治癒(ちゆ)を願って参詣した折に奉納したと記されています。また、この大太鼓は、「富士の巻き狩り」に用いられたともいわれています。 この大太鼓が類いまれな大きさであったことを物語る昔話が「日向薬師の大太鼓」として語り継がれています。 (非公開のため実物は見られません) 出開帳:本尊などを他の場所に出して公開すること お問い合わせ 文化財係住所:伊勢原市田中348番地TEL:0463-74-5109FAX:0463-95-7615
解説
この大太鼓は直径1.38メートルと非常に大きなものです。
胴部の内側には墨で、この太鼓が寺の祭りや江戸への出開帳(でがいちょう)に使われていたこと、皮を3回張り替えていることが書かれています。現在は太鼓の皮はありません。張り替えの年号で最も古いものは、戦国時代の天文9年(1540)で、この太鼓が造られたのはそれ以前と考えられます。
「新編相模国風土記稿」には、鎌倉時代初期の建久5年(1194)8月8日に源頼朝が娘大姫(おおひめ)の病気治癒(ちゆ)を願って参詣した折に奉納したと記されています。また、この大太鼓は、「富士の巻き狩り」に用いられたともいわれています。
この大太鼓が類いまれな大きさであったことを物語る昔話が「日向薬師の大太鼓」として語り継がれています。
(非公開のため実物は見られません)
出開帳:本尊などを他の場所に出して公開すること