木造獅子頭

公開日 2012年10月04日

伊勢原の指定文化財

木造獅子頭

獅子頭その1
獅子頭その1
獅子頭その2
獅子頭その2
読み、指定、種別、数量、所有者、指定日一覧
よみ もくぞうししがしら
指定

国指定重要文化財
県指定重要文化財

種別 彫刻
有形民俗文化財
数量 2面
所有者 宝城坊
指定日 平成28年8月17日指定(国)
昭和30年11月1日指定(県)

 

詳細情報

獅子頭の大きさ
左側(その1) 縦  37.5センチメートル
横  43センチメートル
高さ 30.3センチメートル
右側(その2) 縦  37.5センチメートル
横  44センチメートル
高さ 28.6センチメートル

解説

獅子頭(ししがしら)としては大型のもので、雄々しく強い表情をしています。全体に黒漆(くろうるし)、耳と目と口の部分には朱が塗られており、顎(あご)には植毛(しょくもう)をしたことがうかがえる小さな穴があります。外観での雄雌の区別はありません。

丈高の概形や穏やかな表現に平安風の古様をとどめ,おそくとも13世紀後半までには造られていたと思われます。獅子頭の古例であり,また左右一対がともに残り,表面仕上げまで当初のものを留めるのは貴重です。

霊山寺は鎌倉時代を通じて寺勢が栄えたことが現存する仏像群よりうかがえ,本面もその中で法会のために製作されたとみられます。

獅子頭は、法要や祭事の時に行列の先頭に立ち、祭典が催されるときには舞の面として使われていました。宝城坊の獅子頭は、現在各地のお祭りで先頭を行く獅子頭の原型で、道行獅子(どうぎょうしし)と呼ばれるものです。道行とは、仏を礼拝するために仏の周りをまわることをいい、その際に古くは、音楽に合わせて無言の仮面劇が催されていました。これが伎楽(ぎがく)で、獅子頭は伎楽面の流れをくむといわれています。

獅子頭は舞の面として使われていただけでなく、ひどい旱魃(かんばつ)のときには、本堂裏手の沢にある男滝(おだき)、女滝(めだき)に獅子頭を浸し、雨乞い(あまごい)の行事を行ったと伝えられています。

お問い合わせ

教育部 教育総務課文化財係

ページのトップへ