鉄造 不動明王及び二童子像

公開日 2012年10月04日

伊勢原の指定文化財

鉄造 不動明王及び二童子像

不動明王及び二童子像写真
読み、指定、種別、数量、所有者、指定日一覧
よみ てつぞうふどうみょうおうおよびにどうじぞう
指定 国指定重要文化財
種別 彫刻
数量 3躯
所有者 大山寺
指定日 昭和3年8月17日指定

 

 

詳細情報

鉄造 不動明王及び二童子像の大きさと材質・構造
像高 不動明王像 97.9センチメートル
矜迦羅童子 96.0センチメートル
制多迦童子 95.4センチメートル
材質・構造 鉄造、玉眼嵌入

解説

大山寺の中興の祖、願行上人(がんぎょうしょうにん)が鎌倉時代の文永(ぶんえい)11年(1274)に鋳造(ちゅうぞう)したといわれています。

3像とも溶かした鉄を鋳型に入れて造るという日本の仏像では大変珍しい技法が用いられています。

像も大きく、わが国の鉄仏の中で最も優れた作例といわれています。

不動明王像は、頭上に連弁(れんべん)を形取った莎髻(しゃけい)を置き、髪を総髪に束ねて左肩から弁髪(べんぱつ)として垂らし、右手に倶利迦羅剣(くりからけん)、左手に羂索(けんさく)を持ち、瑟瑟座(しつしつざ)の上に座っています。水晶をはめ込んだ眼は両目とも見開き、上牙(じょうが)で下唇をかむ忿怒(ふんぬ)の相をしています。

正面から見て右側に立つ矜迦羅童子(こんがらどうじ)は、左足をやや前に出し、体を斜めに身構えて立っています。左手は垂らして蓮の花を持ち、右手は胸の前で独鈷(どっこ)を握っています。

正面から見て左側に立つ制多迦童子(せいたかどうじ)は、右脚を踏み出し、斜め左を向いた形をとっています。左手をまげて胸の前で肩にかけた条帛(じょうはく)のはしを握り、右手に木製の宝棒を持っています。

瑟瑟座:不動明王の台座。角材を井桁に組んで岩を表している。

上帛:帯状の布のこと。インドの貴族の着衣に起源がある。

お問い合わせ

教育部 教育総務課文化財係

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