エビス講

公開日 2012年10月04日

歳時記 1月

エビス講

エビス講は年2回あり、1月20日は農家のエビス講、11月20日は商人のエビス講といわれていますが、伊勢原では2回ともお祭りしている家が多いようです。エビス講は、エベスコ・エビスコ・エベッサンとも呼ばれ、五穀豊穣(ごこくほうじょう)や一家繁栄(いっかはんえい)を願う行事です。

エビス講は、神棚から恵比寿(えびす)・大黒(だいこく)をおろして膳の上に祀り、御神酒(おみき)や小豆飯(あずきめし)、尾頭(おかしら)付きの魚、煮しめ、みかん、豆腐の味噌汁(みそしる)を供えます。1月20日と11月20日のどちらも同じことを行います。

最近では、生活の変化によりエビス講を行う家は少なくなっているようです。

七福神:福徳(ふくとく)の神として信仰される七人の神様。
大黒天(だいこくてん)、蛭子(恵比寿)(えびす)、毘沙門天(びしゃもんてん)、弁財天(べんざいてん)、福禄寿(ふくろくじゅ)、寿老人(じゅろうじん)、布袋(ほてい)

恵比寿:異国の人の意である夷(えびす)と同じ語源。七福神の一つで商家の福の神として祭られている。もともと漁民の間で異郷から訪れて漁をもたらす神とされていた。中世以降になると、市の神や農の神、山の神としてもエビス信仰が広まり、民間信仰において、生業を守り、福をもたらす神として今日に至る。えびすは、恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子などの漢字を当て、ひらがなの時は、「ゑびす」とする場合もある。

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文化財係
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