公開日 2013年06月03日 伊勢原の指定文化財 一之坪条里制度遺跡 読み、指定、種別、指定日一覧 よみ いちのつぼじょうりせいどいせき 指定 市指定文化財 種別 史跡 指定日 昭和44年2月27日 案内図 解説 伊勢原市白根と笠窪の小字に、それぞれ「一ノ坪」、「市ノ坪」があります。この地名により、奈良時代の条里制の遺構として史跡に指定されました。 条里制とは、一辺の長さが6町(約654メートル)四方の土地区画を里あるいは坊と呼びます。区画が複数ある場合は、北から南へ1条、2条とよび、西から東に1里、2里と呼びます。さらに里を1町(約109メートル)ごとに6等分した区画を坪といいます。この36区画を隅から1坪、2坪と呼びます。こうすると土地の位置を明確に表示できるようになります。 律令制では口分田(くぶんでん)と呼ぶ土地を人民に支給し税を納めさせました。土地の位置や面積を出すために条里制が必要でした。7世紀後半から畿内で始まり、8世紀前半には各地で認められるようになったといわれています。 お問い合わせ 文化財係住所:伊勢原市田中348番地TEL:0463-74-5109FAX:0463-95-7615
解説
伊勢原市白根と笠窪の小字に、それぞれ「一ノ坪」、「市ノ坪」があります。この地名により、奈良時代の条里制の遺構として史跡に指定されました。
条里制とは、一辺の長さが6町(約654メートル)四方の土地区画を里あるいは坊と呼びます。区画が複数ある場合は、北から南へ1条、2条とよび、西から東に1里、2里と呼びます。さらに里を1町(約109メートル)ごとに6等分した区画を坪といいます。この36区画を隅から1坪、2坪と呼びます。こうすると土地の位置を明確に表示できるようになります。
律令制では口分田(くぶんでん)と呼ぶ土地を人民に支給し税を納めさせました。土地の位置や面積を出すために条里制が必要でした。7世紀後半から畿内で始まり、8世紀前半には各地で認められるようになったといわれています。