その他

公開日 2014年01月22日

その他

 

ここでは「大山参詣の道」・「芝居絵に見る大山参詣」・「風景画に見る大山」の分類に入らない資料を紹介したいと思います。他の分類に入る可能性があるものもあると思いますが、類似資料の追加を待って改めて考えたいと思います。

白粉(おしろい)袋

白粉袋写真

伊勢原市史近世通史編では、「白粉広告か」とされていますが、実際に白粉を入れた袋です。購入時には白粉が付着しており、香りがしました。
明治期のもので、東京金袋堂製とあります。豊原国周が表側、国義が裏側の滝を書いています。

表側、市川団十郎が「くりから傳次」役で、「倶利□□不動」と文字のある木太刀(納め太刀)を担いでいます。芝居絵にも分類が可能ですが、包装紙ということでその他に入れておきます。

 

 美人画のこま絵

国貞が描くところの浴衣姿で足を拭く美人画です。一見大山とは何の関係もないようですが、女性の肩の上に描かれているこま絵には、大山不動尊と書かれています。江戸時代の大山中腹にあった大山寺不動堂の絵です。何かの美人画シリーズの中の1枚で、大山が描かれた理由があるのだと思いますが、現時点では不明です。

浮世絵 五渡亭国貞「大山不動尊」右上図拡大浮世絵 五渡亭国貞「大山不動尊」

        五渡亭国貞「大山不動尊」 (天保期)

子供の遊び

浮世絵 無款「子供あそびぼんでんまつり」

            無款「子供あそびぼんでんまつり」

浮世絵には当時の子供たちの生活をいきいきと描いたものも数多くあります。この絵は二本の梵天を陣地のように立て、二手にわかれた子供たちが「石尊大権現」と書かれた木太刀を手にして喧嘩をしているところです。

「あいづらがわるいからこんなけんくわになったのだ。是からあくまでやっつけろ」といっている子がいるので、梵天を立てる行事をやっていてそこから喧嘩になったようにも思えます。「ろうそくやのあにい」や「ふじやとめうがやのあにい」もいます。中央上の女性二人は「こまったものだ」と思案顔です。中央下の「小坊主風」の子は、「けんくわはよせよせ。おれがわるいようにはしねへから マアマアまちねへまちねへ」と仲裁をしています。

わざわざ浮世絵に描かれたところをみると、大人が絵を購入して思わず微笑んでしまうような光景が、ある時期あちらこちらで展開されたのではないでしょうか。恐らく5月の梵天の行事に関連するものではないかと推測しておきます。

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