登尾山古墳出土品

公開日 2014年04月23日

伊勢原の指定文化財

登尾山古墳出土品

登尾山古墳出土品鏡板付轡写真
読み、指定、種別、数量、所有者、指定日一覧
よみ とおのやまこふんしゅつどひん
指定 市指定文化財
種別 考古資料
数量 1括
所有者 三之宮比々多神社
指定日 昭和57年2月5日

上の写真は、鏡板付の轡(くつわ)

 
登尾山古墳出土品銅椀写真
銅椀
登尾山古墳出土品圭頭大刀写真
圭頭大刀
 

 

解説

登尾山古墳は昭和35年に偶然発見され、神奈川県教育委員会と國學院大学の手で発掘調査が実施されました。その結果、川原石を積み上げた横穴式石室が確認され、その内部から数々の遺物が出土しました。

この古墳は三之宮比々多神社の西側、標高105メートルの丘陵上に位置します。痩せ尾根上に立地することから墳丘の規模は大きくありませんが、南側の眺望は素晴らしく大磯丘陵から相模湾、江ノ島、三浦半島までを望むことができます。

市指定文化財に指定されている主な出土遺物は、圭頭(けいとう)大刀など金銀で飾った装飾大刀を含む複数の鉄刀、金銅装の馬具(鏡板付轡(くつわ)、杏葉(あんよう)、雲珠(うず)、辻金具、帯飾金具等)、銅椀、銅鏡、須恵器高坏、土師器坏等です。さらに、周辺からは家形埴輪、人物埴輪が出土しています。これらの資料の特徴は、複数の装飾大刀、金銅装の馬具一式、後期古墳としては珍しい銅鏡(県内出土例5点)、さらに例の少ない銅椀(県内出土例5点、高台、蓋付は唯一)らがそろって出土していることにあります。これら古墳時代後期のステータスシンボルともいうべき貴重な品々が、ひとつの古墳から出土した例は、登尾山古墳を除き神奈川県内に例はありません。

こうしたことから、この登尾山古墳に葬られた人物は6世紀後半から7世紀にかけて、相模地区を支配した最高権力者であったと考えられます。

金銅製馬具の分布図
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金銅製馬具の分布図
銅椀・銅鏡の分布図
図をクリックすると大きくなります
銅椀銅鏡の分布図

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教育部 教育総務課文化財係

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