大山寺縁起 下巻 第13段

公開日 2015年04月13日

四十九院出現の場面

下巻13

こうしているうちに、良弁の大山での滞留は3年にも及びました。大山衆徒は評議を開き、良弁なき後の大山寺の繁栄と興隆仏法を維持・堅持することを懇願して公家へ奏請することを皆で決めました。そして大山の様相や一々の奇特を天皇に奏上したところ、天皇も大変喜び、安房・上総・相模国の所領の一部を寺領とする旨の命令を下しました。この措置が講じられることによって、大山寺はますます繁盛し、仏法・王法ともに隆盛して天下泰平・国土安穏が達成されました。ある時、不動明王は良弁に「日本国の大天魔は全て自分の支配下に収めた。天下が乱れ、国土が不穏となり、風雨水火の災難が起こったときは、大山に参詣して加持祈祷すれば、災難は速やかに減少し、国土安穏になるだろう」と託宣されました。

ページのトップへ