自分の歯で食べられる幸せ~定期的に歯科検診を受けましょう~【平成28年2月】

公開日 2016年02月22日

更新日 2016年02月22日

毎日の食事はおいしく召し上がれていますか?

歯と口の状態が良くないと、おいしく食事することができず、栄養を摂取することができません。健康な体をつくるために、歯と口の健康がとても大切です。そこで、今月は歯と口の健康について取り上げます。

めざせ「8020」!!

「8020運動」をご存じですか?厚生労働省と日本歯科医師会は「8020(ハチ・マル・ニイ・マル)運動」を呼びかけています。「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です。楽しく充実した食生活を送り続けるためには、健康な歯を保つことが大切です。生涯にわたり自分の歯で物を噛むことにより、認知症や寝たきりになりにくいと言われています。

 

「卑弥呼の歯がいーぜ」

卑弥呼の時代(弥生時代)の人々は、噛む回数が、なんと現代人の6倍以上だったそうです。噛むことは、食べ物を噛み砕いて体の中に取り入れるだけでなく、健康を維持するためにとても大切です。よく噛む習慣を身につけましょう。

 

噛むことの8大効用を「卑弥呼の歯がいーぜ」と表されています。

「ひ」(肥満予防)               よく噛むと満腹感を感じ、食べ過ぎない。

「み」(味覚が発達)       よく噛んで多くのものを食べれば味覚が発達する。

「こ」(言葉の発音がはっきり)口のまわりの筋肉が発達して発音がよくなる。

「の」(脳の発達)        噛む刺激で、脳のはたらきが活発になる。

「は」(歯の病気の予防)     噛むと唾液が出て、歯を守る。

「が」(がん予防)        唾液が発がん性物質の毒性を抑える。  

「い」(胃腸快調)            噛むと消化酵素がたくさん出て、消化を促進する。 

 ┃ 

「ぜ」(全身の体力向上)     よく噛むと体に力が入り、体力も活性化する。

                       (学校食事研究会より引用)

 

 

歯・口によい生活習慣

ポイント1 栄養バランスのよい食事をする     

栄養バランスのよい食事をすることが大切です。歯を強くする栄養素と食品については、こちら歯を強くする栄養素と食品[PDF:41KB]をご覧ください。

ポイント2 よく噛んで食べる

よく噛むことは、唾液の分泌を促し脳を活性化させるなど、さまざまな効用があります。また、丈夫な歯のためには噛みごたえのある物(乾物、海藻、食物繊維が多い食品)を食べること、調理法の工夫(食材を大きく切る、加熱時間を長くしすぎない)などがポイントです。また、かみ癖(どちらかの奥歯だけを使う、前歯だけで食べる等)や歯ぎしり、くいしばりは、一部の歯・歯ぐき・顎などに負担がかかり悪影響を及ぼします。左右の歯で噛むことが大切です。噛む回数は「一口30回、一噛み一秒」が理想的です。

ポイント3 間食は時間を決めてとる

時間を区切らず食べていると、口の中が汚れたままになるため、むし歯や歯周病になりやすくなります。

ポイント4 食べたらすぐ歯磨きをする

物を食べると、口の中は酸性になります。これは、歯垢の活動により酸や毒素がつくられ、むし歯などの病気になりやすい状態になります。食後は歯を磨き、口の中をきれいにしましょう。

ポイント5 規則正しい生活をする

不規則な生活をしていると、歯磨きを忘れたり、間食が増えてしまいます。このような習慣は歯・口の病気だけでなく全身疾患を招きます。

 

むし歯や歯周病などの歯の病気も他の病気と同様に、早期発見と早期治療が決め手です。定期的に検診を受けましょう。

 

お問い合わせ

保健福祉部 健康づくり課 健康づくり係
住所:伊勢原市田中348番地
TEL:0463-94-4609
FAX:0463-93-8389
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