学校給食におけるノロウイルス対策について

公開日 2018年11月02日

更新日 2018年11月02日

ノロウイルス食中毒とは

ノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎は、一年をとおして発生していますが、特に冬に流行するとされています。

ノロウイルスは、少量でも手指や食品などを介して口から感染し、下痢、おう吐、腹痛などを起こします。また、一度感染した人でも、繰り返し感染することがあります。特に子どもや高齢者、免疫の低下した人などは、ノロウイルスに感染した場合に症状が重くなることがあるので、特に注意が必要です。

また、ノロウイルスに感染した人は、症状が治まっても、または、症状が出なくても、長い時は1か月ほどもウイルスを排出し続けていることがあるとされ、この点についても注意が必要です。

 

学校給食調理作業においては衛生管理を徹底しています

ノロウイルスによる食中毒を防ぐためには、「加熱」「手洗い」「消毒」をしっかりと行うことが重要だとされています。給食調理においては、加熱処理する食品については中心温度計を用いるなどにより75度1分以上、二枚貝等ノロウイルス汚染の恐れがあるものについては90度90秒以上またはそれと同等の加熱を行っています。調理従事者は、調理中は作業ごとに洗浄剤を使って丁寧に手洗いを行い、アルコールで消毒をします。食器や食缶、調理器具については洗浄後、熱風消毒保管庫に入れ、85度~90度で乾燥させています。

 

調理従事者等の健康管理のため、ノロウイルス検査を行います

ノロウイルスは、感染してもおう吐や腹痛などの症状が出ない場合があります(無症状病原体保持者)。この場合でも便にノロウイルスを排出するため、気づかないうちに他の人にノロウイルスを感染させてしまうことがあります。ノロウイルスは、このような人から人への感染が多いとされています。

このことから、学校給食調理従事者等については10月から3月までの間に、2回のノロウイルス検査を実施します。

 

感染拡大防止のため、給食を中止する場合があります

ノロウイルスの感染拡大を防止するため、次のような場合は、安全性が確保されるまでの間、給食調理を中止する場合があります。

  • 下痢、おう吐、腹痛等の症状がある調理従事者が複数人発生した場合
  • ノロウイルス検査において複数の調理従事者に感染が判明し、給食調理の中止が必要であると判断した場合

お問い合わせ

教育部 学校教育課 学校給食係
住所:伊勢原市田中348番地
TEL:0463-74-5224
FAX:0463-95-7615
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