公開日 2017年05月15日
更新日 2025年04月23日
市議会と市長との関係は?
私たちのまち、伊勢原市を快適で住みよいまちにしていくには、市民みんなで話し合い、自分たちでまちづくりのルールを決めて、みずから実行していくことが理想です。しかし、市民全員で集まって話し合いをすることは、現実には無理な話です。そこで、自分の代わりに話し合ってもらう代表者を選挙によって選ぶ方法をとっています。この代表者が「市議会議員」と「市長」です。
市議会議員は、「市議会」を構成し、市民の意見を市政に反映させるため、市民生活のさまざまな問題について、調査や審議を行い、どう対応すべきかを最終的に決定します。このため、市議会は「議決機関」と呼ばれています。
一方、市長は、市議会で決まったことに基づいて、実際の市政を運営するため、「執行機関」と呼ばれています。
市議会と市長は、お互いに独立、対等な立場で議論し、けん制し合うことで調和と均衡を図りながら、公正で市民の意思を尊重した市政運営に努めています。
市政のしくみ
市議会議員とは?
市議会議員は、4年ごとの選挙によって市民の中から選ばれます。市内に住んでいる満25歳以上の選挙権がある人なら、だれでも立候補できます。
議員の定数は、市の条例で20人としています。
議員報酬・期末手当支給率
議長 | 544,000円 |
---|---|
副議長 | 469,000円 |
議員 | 435,000円 |
区分 | 6月 | 12月 | 合計 |
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支給率 | 225/100 | 225/100 | 450/100 |
議長と副議長の役割は
議長と副議長は、議員の中から選挙で選ばれます。
議長は、議会が円滑に運営できるように、議事進行をするほか、市議会を代表して、さまざまな会議に出席し、協議する重要な役割があります。
副議長は、議長が不在のときなどに、議長の代わりを務めます。
本会議とは
本会議は、全議員で構成され、議案の議決など議会の意思は本会議で決められます。また、本会議には定例会と臨時会があり、いずれも市長が招集します。
伊勢原市の定例会は、3月、6月、9月および12月の年4回開かれます。
臨時会は、必要に応じて開かれる会議で回数や時期は定められていませんが、決算審査のため、10月に開かれることがあります。
委員会とは
市議会で取り扱う問題は数も多く、内容も幅広い分野にわたっています。そこで、いくつかの部門に分かれて専門的、能率的に調査、審査するため、本会議のほかに委員会が設けられています。
委員会には、常に設置されている常任委員会、議会運営委員会と、必要に応じて設置される特別委員会 があります。
伊勢原市の場合、3つの常任委員会があり、議員は必ず1つの委員会に所属しています。
委員会は議会内部の機関として予備審査的なことを行うもので、議会から独立した意思決定の権限はありません。議会は、委員会の審査結果に基づいて、本会議で最終的な意思決定を行います。
委員会名 | 担当している内容 | |
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常任委員会 | 総務常任委員会 | 行財政計画の運営や市税の賦課・徴収、市民活動、防災などに関することを審査します。 |
産業建設常任委員会 | 環境保全、農林業、観光、商工業、都市計画や道路・公園・下水道などに関することを審査します。 | |
教育福祉常任委員会 | 保健福祉や保険・年金、子育て支援、青少年対策、学校教育、生涯学習などに関することを審査します。 | |
議会運営委員会 | 議会運営を円滑に進めていくため、本会議や委員会の運営方法などの調査や審査をします。 |