市内各地区でどんど焼きが行われました

公開日 2017年01月19日

小正月の前日にあたる1月14日(土曜日)、伊勢原市内の各地区では、地域に連綿と受け継がれる手法でセイトバライ(どんど焼き)が行われました。

※セイトバライはどんど焼きの別名で、江戸郊外などでの呼び名「さいとばらい」がなまったものと思われます。伊勢原では、現在もこのような呼び方が残る地域があります。

上藤野地区 

上藤野どんど焼き2
過去の写真を見ながら作業を進めます
上藤野どんど焼き3
大根とニンジン、ジャノヒゲを組み立てます
上藤野どんど焼き4
こちらはジャガイモ、ジャノヒゲで装飾
上藤野どんど焼き5
水引を付け箱に入れたら完成です
上藤野どんど焼き7
地区の皆さんで道祖神にお詣り
上藤野どんど焼き8
御仮屋をどんど焼き会場に移します
上藤野どんど焼き9
最後は子どもたちも交えてだんご焼き
上藤野どんど焼き10
お飾りは朽ちるまで道祖神に供えられます

日向の上藤野地区には、どんど焼きに合わせ、野菜で男女のシンボルをかたどったお飾りを持って新婚家庭や子供が生まれた家を回り、子宝や子孫繁栄を祈る風習があります。

お飾りを作ることができるのは、高齢で夫婦共に健在である家の男性のみとされ、今年は細野敏郎さん(73歳)が、近所の天野達雄さん(64歳)と一緒に朝から作業を行いました。材料となるのは大根やニンジン、ジャガイモ、ジャノヒゲ。包丁などで丁寧に細工を施し、1時間あまりで完成させました。

お飾り作りと同時に、地区内の道祖神では竹や杉の枝を使った御仮屋が組み上げられ、しめ縄やだるまなどの正月飾りやお神酒が収められました。出来上がったお飾りはここに奉納されます。皆で道祖神に手を合わせた後、御仮屋は近くの畑に移され、午後からどんど焼きが行われました。

お飾り作りを担当した細野さんは、「新しく移り住んできた方も昔からの行事を残したいと言ってくれる。とてもありがたい」と、地域一丸となって伝統を守る様子を頼もしげに話します。天野さんは、「自分たちが伝統を受け継ぎ、次の世代に引き継いでいきたい」と思いを語ってくれました。

神戸地区

神戸地区のお神楽の様子
地域で昔から伝わるお神楽を奉納
(撮影:広報広聴課)
神戸地区どんど焼き1
太鼓に合わせ歌をうたい、どんど焼きが始まります
 
神戸地区どんど焼き2
御仮屋を担いで練り歩く青年会の皆さん
神戸地区どんど焼き3
御仮屋を投げ入れ、炎は最高潮に
神戸地区どんど焼き4
仲間からの手荒い祝福
神戸地区どんど焼き5
団子を焼いて無病息災を祈願します

(撮影:市民広報カメラマン福田伸さん)

神戸地区では、どんど焼きと同日に地元公民館でお神楽が奉納されます。今年も6人の踊り手が軽快なお囃子に合わせ「ヤマトタケル」を題材とした演目を舞い、観客からは大きな拍手が送られました。

日が落ちると、どんど焼きの火が焚かれます。正月飾りなどで作られた御仮屋が投げ入れられると、炎が大きく立ち上り、集まった地域住民からは歓声が上がりました。

この地域では、無病息災を願い、燃え盛る炎の中にその年に結婚や出産などの祝い事のあった男性を投げ入れる風習があり、今年は7人が手荒い祝福を受けました。その中の一人、青年会会長の田中和久さん(31歳)は「投げ入れられるのは今年で6回目。毎回熱くて怖いが、地域のみんなで伝統行事を絶やさず後世に伝えていきたい」と真っ赤に火照った顔で話してくれました。

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