公開日 2017年06月15日
- 農場の設備に子どもたちも興味津々
- 色とりどりのミニトマト
- 家族みんなで試食
- 観察会前にはホタルの解説も
- 水辺に見立てたゲージの中を飛ぶホタル
- 大人も子どもも夢中で見つめます
- 手に乗せて間近で観察
- 闇夜に浮かび上がる光跡
市内三ノ宮にある東京農業大学伊勢原農場で6月9日(金曜日)、「ホタルのゆうべ」が開催されました。
同農場では、敷地内を流れる栗原川にホタルを復活させることを目指し、その生育に適した水路づくりを進めており、この活動を通じて身近な里山の素晴らしさを知ってもらいたいと、昨年から地域の住民らを対象にホタルの観察会を行っています。
当日は家族連れを中心に約100人が参加。観察会の前には農場見学の時間が設けられ、水耕栽培の設備などが紹介されました。その後行われた野菜の試食会では、農場で栽培されているさまざまな品種のミニトマトが登場し、皆さん普段見かけない種類を興味深げに食べ比べていました。
メインイベントである観察会は、あたりが暗くなってからスタート。水辺の環境に似せたゲージには数十匹のホタルが放たれ、参加者はカメラで撮影したり、近づいて光を追ったりと、思い思いに観察を楽しんでいました。もう一つのゲージの中では実際にホタルに触ることができ、子どもたちは「くすぐったい」「においがする」と、初めての経験にびっくりした様子でした。
市内在住で、家族4人で参加した川口直美さんは、「以前はこのあたりでもホタルがたくさん飛んでいたが、最近は見られなくなってしまった。下の子はホタルを見るのが初めてなので、こういう機会に体験させてあげられてよかった」と、うれしそうに話していました。