公開日 2018年01月18日
- そろいの法被。神戸の「神」の一文字が映えます
- 伝統の歌を高らかに歌い上げ、いざ出発です
- 御仮屋を担いで練り歩きます
- 炎の中に投げ入れられる会長の吉川さん
- テレビ局も取材に訪れました
- 火災が起きないよう消防団が細心の注意を払います
1月14日の日曜日、徐々に夜の寒さが増す中、正月飾りなどで作られた御仮屋を担いで、神戸地区青年会がどんど焼きの会場に向かいます。掛け声も勇ましく、道中の家々に御仮屋をぶつけて各家庭の無事と繁栄を願います。「この家は新築だ」「じゃあ、念入りにやるぞ。やーとうさっせい」。静寂の中、響き渡る男たちの声。
会場である鈴川土手に到着すると、御仮屋を炎の中へ。一段と高く燃え盛る炎に、集まった100人を超える人山から歓声が上がりました。この地区では、昔からその年に祝い事のあった男性を火中に投げ入れる風習があります。70代の青年会OBに話を聞くと、物心が付くころにはすでに行われていたそうです。今年は5人が手荒い祝福を受けました。会長の吉川翔太さん(35歳)は今年で青年会を卒業。別れを惜しむ仲間たちから3回も投げ込まれ、「とにかく熱かったです。ありがとうございました!」と感極まった様子でした。