絵本作家・舘野鴻(たての ひろし)氏講演会「虫の向こうに見えるもの」

公開日 2018年02月22日

講演会の様子1
「しでむし」「ぎふちょう」「つちはんみょう」の3部作を朗読
講演会の様子2
ユーモアあふれる語り口で終始和やかな雰囲気でした

 

ミニギャラリーの様子1
ミニギャラリーでの展示
ミニギャラリーの様子2
貴重な原画を間近で見ることができます


図書館で2月17日、虫を中心とした細密画で知られる絵本作家・舘野鴻氏による講演会が行われました。
秦野市在住の舘野氏は、平成28年に出版した「つちはんみょう」で第66回小学館児童出版文化賞を受賞。
絵本作家になった経緯や虫を好きになったきっかけなどを、ユーモアを交えて話してくれました。
特に、さまざまな虫の生態を楽しそうに語る様子に、約60人の参加者からは思わず笑いがこぼれていました。
作品朗読では、映し出される絵の精密さと、語られる虫たちの世界の厳しさからか、皆静かに聞き入っていました。
「生まれて死んでいく虫を観察する中で、『人間だったらどうなのか』と考えることがあります。
私は、虫の向こうに『命』や『生きること』を見ているのかもしれません」
図書館1階のミニギャラリーでは、2月27日(火曜日)まで、舘野氏の原画展を開催しています。
精緻に書き込まれた花や虫たちを、ぜひご覧になってはいかがでしょうか。

 

 

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