公開日 2018年07月25日
- 山伏を先頭に会場へ
- たいまつから出る煙で害虫を追い払います
- 市外の子どもたちも大勢参加
- 歌いながらあぜ道を歩く参加者たち
- 親子で淡い光を楽しみます
- 竹灯籠が田園風景を幻想的に演出
日向地区の谷戸田で7月15日、その年の豊作を願う行事「虫送り」が行われました。
病害虫を煙で追い払う農耕行事で、農薬の普及などにより途絶えていましたが、これを復活させようとNPO法人伊勢原森林里山研究会(山口寿則理事長)が3年前から行っています。
この日は昨年を上回る約60人が参加。宝城坊神木のぼり保存会の会員が扮(ふん)する山伏を先頭に、3メートルほどのたいまつを持った研究会のメンバー、参加者が続きます。日向神社(白髯神社)から棚田までを練り歩き、あぜ道に沿って火を灯した竹灯籠500個を置いていきました。
最後は参加者全員で「送れ、送れ、虫送れ~ 今年も豊年満作だ~」と歌い、豊作を祈願。谷戸田は竹灯籠の柔らかな明かりに包まれました。