公開日 2018年11月06日
- 高部屋神社。茅葺きの社殿は市内唯一。しめ縄には紙垂(しで)と海藻が飾られています
- 神社にまつわるさまざまな逸話を、歴史解説アドバイザーが丁寧にお話ししてくれました
- 拝殿正面の梁上に彫られた浦島太郎。左の波の中に耳の大きな亀がいます。細かな装飾が見事です
文化財保護強調週間中の11月3日、市内3カ所の国登録有形文化財が特別公開されました。
その中の一つ、下糟屋にある高部屋神社は、平安時代に編さんされた延喜式神明帳にその名が記される由緒ある神社です。国登録の文化財である本殿と拝殿・幣殿のほか、境内の銅鐘が県の重要文化財に指定されています。
山のふもとにある伊勢原市ですが、拝殿正面の梁上には浦島太郎と乙姫が彫られていたり、神事の際に大磯照ヶ崎海岸の海砂・海水・海藻が用いられたりなど、海とのつながりが強くうかがえるとのこと。歴史解説アドバイザーから興味深い話をたくさん聞くことができました。