西富岡・向畑遺跡発掘現場見学会~縄文時代の埋没林~

公開日 2021年04月23日

遺跡見学1
見学現場の様子
遺跡見学2
午前・午後で382人が参加
カエデ
約3000年前の生木のカエデ
樹木
100点以上の樹木や虫が見つかりました
体験コーナー
年代測定に利用した輪切りのカエデ
パネル展示
パネル展示も行われました

令和3年4月18日、西富岡・向畑(むこうばた)遺跡で発掘現場見学会が行われました。
 見学会の目玉は、昨年12月に発掘された縄文時代後期(約3000年前)のものと思われる埋没林です。幅60センチメートル・長さ約10メートルのカエデを含む樹木や葉っぱ、昆虫や鳥の羽根などが、炭化せず細胞やDNAの検査などが可能な状態で発掘されました。3000年以上前に起こった土砂崩れによって上に泥がかぶさり、さらにその上に有機物を含まない関東ローム層が5m以上にわたって堆積したことにより、偶然にも自然の森がそのままの形で保存された非常に珍しい状態だそうです。
 調査を担当した、かながわ考古学財団の説明では「これまでも縄文時代の集落跡地付近からは、食用の実が取れる栗やクヌギの木が多く見つかっていましたが、その時代の植生が不明だったので、人が管理していたものなのかは推測によるところが大きかった。今回自然の埋没林が見つかったことにより、当時の自然環境の考察が進み、縄文時代の人々の暮らしがより解明されるのではないか」とのことでした。
 見学会は午前と午後に行われ、合わせて382人が参加。全国的にも珍しいこの発見について、同財団職員の説明を熱心に聞いていました。 

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