公開日 2021年04月23日
- 「般若」の面について説明
- 装束は絹で作られています
- 頭に扇子を乗せてすり足の練習
- プロの能楽師から指導を受けます
- 謡(うたい)に乗せた舞(まい)
- 先生をよく見て動きをまねします
令和3年4月15日、大山阿夫利神社社務局で「大山能狂言親子教室」の第1回目が開催されました。
大山能楽社保存会の主催で、子どもたちに地域にある伝統芸能に親しんでもらい、次世代に継承していくことを目的に行われる全12回の教室です。
講師は観世流能楽師で重要無形文化財保持者(総合認定)の松木 千俊さんが務め、親子3組6人が参加しました。
声楽である「謡(うたい)」と踊りである「舞(まい)」で表現され、室町時代から始まった能の文化や、江戸時代から続く大山能の歴史を紹介し、能で使用する面や装束の特徴を分かりやすく解説。その後、伊勢原市制施行30周年記念で制作された新作能「道灌」の謡と舞を練習しました。
今回初めて参加した中学校3年生の赤嶺さんは「謡は抑揚が難しく、舞も動作がたくさんあって大変ですが、体験できて楽しかった。今の目標は『道灌』をマスターすること」と楽しそうに話してくれました。
教室の集大成として、例年10月に開催される大山火祭薪能の舞台にプロの方々と出演する予定です。次回は4月27日(火曜日)に大山阿夫利神社社務局で開催を予定し、申し込みは順次受け付けています。