公開日 2022年04月14日
- 花粉交配機を使い効率よく受粉
- 和田さんを包み込むように咲く白い花のカーペット
県内有数のナシの生産量を誇る伊勢原市。4月初旬から中旬にかけて、市内各所では真っ白で可憐な花が見られるようになります。
この日は春の風物詩である人工授粉作業を取材。主に幸水や豊水を栽培しているこの畑では、先端にダチョウの羽がついた花粉交配機を手際よく雌しべになでつけていました。
作業をしていた和田さんは「今年は例年に比べると一週間ほど早く花が咲きました。天候が良ければ、昨年と同様に大玉で質の高いナシを提供できると思います」と話してくれました。
5月の初旬から6月初旬に花が咲き終わると、受粉した花が実になります。そして、収穫が始まるのは8月のお盆前頃から。丹精込めて育てられた甘いナシは市内の直売所やスーパーなどで販売されます。
今年はどんな味に仕上がるのか、今から楽しみです。