公開日 2022年07月29日
- 夏山と行事の安全を願い、お祓いを受けます
- 代表して講元が祈願しました
- 講元が登拝門の扉を開きます
- 念仏を唱えながら階段を上るお花講
- 倭舞が奉納されました
7月27日、大山阿夫利神社下社で夏山開きが行われました。元禄年間から続く行事で、鍵を保管する東京日本橋小伝馬町のお花講の手により山頂への登拝門の扉が開かれます。
かつて大山は7月27日~8月17日の夏山期間以外は山頂へ登ることが禁じられており、登拝門は固く閉ざされていました。昭和40年の国定公園指定をきっかけに、一年を通じて開かれるようになりましたが、この伝統儀式は脈々と受け継がれています。
お花講が「散華 散華(さんげ さんげ) 六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と唱えながら参道を登り、夏山の安全を祈願しました。
講元の大野泰昭さんは「コロナ禍ですが、毎年こうして続けられていることはとても幸せ。大山に来られた際は、山の霊気を感じ、気持ちを落ち着かせてもらえれば」と話していました。
連日、厳しい暑さが続いています。登山の際は体調に十分気を付けてお出かけください。