下水道使用料の改定について

公開日 2013年12月27日

最終更新日 2013年12月27日

下水道事業の経営健全化を図るため、平成25年12月の市議会定例会で可決されました「下水道条例の一部を改正する条例」に基づき、平成26年4月1日から下水道使用料を10.5%値上げさせていただきます。

下水道使用者の皆様には御負担をおかけしますが、今後もより効率的な下水道事業の運営に努めてまいりますので、御理解と御協力をお願いいたします。

 

1 公共下水道の必要性と普及状況

下水道は、汚水を速やかに排除することにより悪臭や蚊・ハエの発生を防ぐなどの生活環境の改善のほか、川や海などの水質保全、雨水を速やかに排除することによる浸水の防除等の大切な役割を持っています。

本市の下水道事業は、昭和46年12月に着手した市東部地域の第2号公共下水道(東部処理区)の相模川流域関連公共下水道(処理場は四之宮管理センター)と、昭和53年6月に着手した市中央及び西部地域の第3号公共下水道(中央・西部処理区)の市単独公共下水道(伊勢原終末処理場)に分かれます。

平成24年度末における行政人口に対する下水道普及率は76.6%です。

また、市街化区域における汚水管の整備率は85.2%です。

汚水管の整備は、平成32年度頃を目途に市街化区域の整備率100%を目標に進めていきます。

2 下水道使用料は何に使われているのか

下水道使用料で賄うべきものは汚水に関する経費です。下の図は、下水道管理費を雨水と汚水に分けた後の、汚水処理に関する経費を表しています。原則として汚水に関する経費は使用料で賄うこと(受益者負担の原則)とされていますが、現状は一般会計からの繰入金で不足分を補っています。

汚水の中には維持管理費と資本費があります。これらの経費から公費によって負担することが適当とされる経費を除いたものを、下水道使用料で賄うこととされています。

維持管理費と資本費の説明
維持管理費 下水道管の清掃や修繕をはじめ、処理場の管理運営費用など、汚水を処理する下水道施設を維持管理していくのに必要な経費
資本費 下水道施設を建設する際に借入れた下水道事業債の元金及び利子

 

3 なぜ下水道使用料を改定するのか

現在伊勢原市の下水道事業は、使用料で賄うべき経費の約70%しか使用料で賄えていません。よって、残り30%は一般会計からの多額の繰入金で補っている状態です。このことは、下水道を使っていない方にも一部負担が発生し、受益者負担の原則から外れてしまっています。

このような伊勢原市の下水道事業の経営状況を踏まえ、下水道財政の健全化と下水道事業の原則である独立採算制を目指して、経営改善が急務となっています。

こうしたことから、下水道使用料の改定を実施することとなりました。

 

4 経営改善の取組み

下水道使用料の改定に先立ち、市は様々な経営改善に取り組んできました。

  1. 主な経費削減
    • ア.下水処理場等の運転管理委託業者を育成し、その成果に応じて、個別に発注していた多種ある委託業務や交換部品・薬品の購入を段階的に統合することで、一括発注することにより維持管理費を削減しました。
    • イ.運転管理委託業務を3ヵ年の長期継続契約とし、経費削減を図りました。
    • ウ.下水道担当職員を10年間で10名削減しました。

    これらの削減効果として平成13年度から23年度までの10年間で約3億円の削減効果がありました。

  2. 下水道接続率の向上

    普及促進員(非常勤特別職員)2名により週4日間、下水道未接続建物の所有者宅を訪問し、接続のお願いをしています。また、未接続理由、接続の可能性についての意向確認や、接続をお願いするパンフレットの配布を行っています。これにより約100件/年の接続につながっています。

    さらに、「水洗便所改造資金融資あっ旋制度」及び「補助金制度」により、接続資金を助成しています。これらの制度を利用した接続が約100件/年あります。

  3. 使用料徴収率の向上

     下水道使用料の徴収事務は平成15年度から神奈川県企業庁により上水道と一括徴収を行っています。一括徴収前は84%程度であった徴収率が、ここ5年間では96~98%と高い徴収率を維持しています。

今後はこれまでの取り組みに加え、下水道施設の経費削減を図るため「長寿命化計画」を策定し、計画的に予防保全的な維持管理を行うなど、さらなる経営改善に努めます。 

 

5 審議の経過 

  • 平成25年5月8日
    • 下水道運営審議会へ使用料の見直しについて諮問
    • 下水道運営審議会5回開催
  • 平成25年9月5日
    • 下水道運営審議会より答申
    • 【答申の内容】
      1. 基本方針は独立採算制を目指すこととし、当面の目標は今後4年間の経費回収率を概ね85%とする。
      2. 基本方針を踏まえ、平均改定率は23%を上限とする。
  • 平成25年11月29日
    • 12月議会へ使用料改定を提案
    • 【提案内容】
      • 改定率22%。ただし、H26・27年度は緩和措置として改定率10.5%とする。
  • 平成25年12月19日
    • 12月議会にて使用料改定について可決
    • 【議決内容】
      • 市議会からの修正案により、改定率10.5%に決定。


6 改定単価

伊勢原市の使用料単価は、排水量が増えると単価が高くなる累進制となっています。

1カ月当たりの使用料単価(税抜き)
排水量 現行単価(円) 改定単価(円) 増額(円)
基本料金(8立方メートル以下) 735 812 77
8立方メートル超    20立方メートル以下 99 109 10
20立方メートル超    30立方メートル以下 105 116 11
30立方メートル超    40立方メートル以下 111 122 11
40立方メートル超    50立方メートル以下 114 125 11
50立方メートル超   100立方メートル以下 133 146 13
100立方メートル超   300立方メートル以下 174 192 18
300立方メートル超 1,000立方メートル以下 211 233 22
1,000立方メートル超 5,000立方メートル以下 233 257 24
5,000立方メートル超 253 279 26

 

2カ月当たりの使用料単価(税抜き)
排水量 現行単価(円) 改定単価(円) 増額(円)
基本料金(16立方メートル以下) 1,470 1,624 154
16立方メートル超     40立方メートル以下 99 109 10
40立方メートル超     60立方メートル以下 105 116 11
60立方メートル超     80立方メートル以下 111 122 11
80立方メートル超    100立方メートル以下 114 125 11
100立方メートル超     200立方メートル以下 133 146 13
200立方メートル超    600立方メートル以下 174 192 18
600立方メートル超  2,000立方メートル以下 211 233 22
2,000立方メートル超 10,000立方メートル以下 233 257 24
10,000立方メートル超 253 279 26

 

7 改定料金

下水道料金の改定を行う平成26年4月1日からは、消費税も増額となります。このため、今回の改定と消費税の増額分を含めると、一般家庭で平均的な排水量である、1カ月20立方メートルの場合では1カ月270円の増額となります。

1カ月当たりの使用料(税込み)
使用水量 現行使用料(消費税5%) 改定使用料(消費税8%) 増額(円)
基本料金(8立方メートル以下) 771 876 105
20立方メートル 2,019 2,289 270
30立方メートル 3,121 3,542 421
40立方メートル 4,287 4,860 573
50立方メートル 5,484 6,210 726
100立方メートル 12,466 14,094 1,628
300立方メートル 49,006 55,566 6,560
500立方メートル 93,316 105,894 12,578
1000立方メートル 204,091 231,714 27,623
3000立方メートル 693,391 786,834 93,443
5000立方メートル 1,182,691 1,341,954 159,263

 

2カ月当たりの使用料(税込み)
使用水量 現行使用料(消費税5%) 改定使用料(消費税8%) 増額(円)
基本料金(16立方メートル以下) 1,543 1,753 210
40立方メートル 4,038 4,579 541
60立方メートル 6,243 7,084 841
80立方メートル 8,574 9,720 1,146
100立方メートル 10,968 12,420 1,452
200立方メートル 24,933 28,188 3,255
600立方メートル 98,013 111,132 13,119
1000立方メートル 186,633 211,788 25,155
2000立方メートル 408,183 463,428 55,245
6000立方メートル 1,386,783 1,573,668 186,885
10000立方メートル 2,365,383 2,683,908 318,525

お問い合わせ

土木部 下水道業務課総務係
住所:伊勢原市神戸120番地アクアクリーンセンター
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