公開日 2021年12月10日
更新日 2022年03月09日
令和3年12月3日(金曜日)、中央公民館で「オレンジパートナー交流会」を開催しました。
オレンジパートナーとは、認知症の人やその家族を見守る「認知症サポーター」の中で、一定の研修を修了した人たちのことです。この日は、市内で活動している102名のメンバーのうち、21名の方が参加しました。
まず、市介護高齢課と市内5か所の地域包括支援センターより活動報告を行いました。
コロナ渦で行動が制限される中でも、各地域で工夫しながら実施された様々な取り組みが発表されました。
続いて当事者の方をゲストとしてお迎えし、ウクレレの演奏を披露していただきました。この方は元々プロの奏者だったこともあり、その腕前は自然と手拍子が起こるほど。会場が一つになって、懐かしい音色に耳を傾けていました。
次に、2組の当事者・奥様によるインタビュー動画を視聴し、認知症診断時の心境や今後の展望などについて伺った様子をご覧いただきました。
最後はグループワーク。「自分だったら認知症の方へこんな手助けができそう」というテーマで意見交換・発表を行いました。
印象的だったフレーズは「笑顔」。本人や家族を孤立させず、笑って暮らせる地域を作っていこう、といった言葉です。
また、「話し相手になるだけでも力になれる。できる事からやっていこう」「今後も勉強を続けたい」といった声もあり、活動の機運を高めるきっかけにもなったようです。
「認知症になっても、普通の人だ」
演奏とインタビューを見たあと、参加者の一人が言った言葉です。
「何も分からない人」と突き離さず、寄り添いながらサポートしていけば、本人も家族も、住み慣れた地域での暮らしを続けることができます。
市では、当事者や家族が安心して暮らせる環境を整備し、地域で支えあう体制づくりを推進しています。
あなたも地域の一員として、「チームオレンジ」の輪を広げる仲間になりませんか?
- 市・地域包括支援センターによる活動報告
- 当事者の方によるウクレレの弾き語り
- 各班に分かれてグループワーク
- グループでまとめた内容を発表