高部屋神社

公開日 2024年02月16日

延喜式神名帳にも掲載されている神社です。元宮が上粕屋地区の一ノ郷山中に鎮座しており、本社が置かれている下糟屋の飛び地となっています。この神社は、平安時代から鎌倉時代にかけて大山一帯を含む荘園である糟屋荘を支配していた糟屋氏のゆかりと伝えられています。
 鳥居をくぐって正面の建物が拝殿及び幣殿で、本殿は境内北側に建ち、正面の柱間が五間ある五間社流造(ごけんしゃながれづくり)という形式です。現在の本殿は関東大震災による倒壊後古材を再利用して昭和4年(1929)に再建されました。擬宝珠(ぎぼし)に正保4年(1647)の銘があります。
 本殿南側の拝殿及び幣殿は、江戸時代の慶応元年(1865)に、相模国梅沢(二宮町)の大工、杉崎周助政貴により建立されました。拝殿は入母屋造の茅葺で、正面の柱には龍が巻き付き、軒下には亀に出会う浦島太郎、その上には乙姫と竜宮城という珍しい彫刻が施されています。また、境内にある釣銅鐘は、県の重要文化財に指定されています。

交通
小田急線「伊勢原」駅から徒歩約 20分
伊勢原駅神奈川中央交通バス南口3番乗場
愛甲石田行 「粕屋上宿」下車
伊勢原駅神奈川中央交通バス南口4番乗場
東海大学病院行 「伊勢原市役所北口」下車

地図

神奈川県伊勢原市下糟屋2202

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