公開日 2017年04月18日
日本遺産に認定された伊勢原市のストーリータイトル
江戸庶民の信仰と行楽の地 ~巨大な木太刀を担いで「大山詣(おおやままい)り」~
日本遺産(Japan Heritage)とは
平成27年度に創設された制度で、地域の有形・無形の文化財をパッケージ化し、歴史的魅力や特色を通じて日本の文化や伝統を語るストーリーを文化庁が認定するもので、国内外に戦略的に発信することにより、地域の活性化を図ることを目的としています。
文化庁では、東京オリンピックが開催される2020年までに全国で100件程度の認定が予定されています。
平成28年度の認定
平成28年4月19日に文化庁において開催された「日本遺産審査委員会」の審議の結果を踏まえ、平成28年4月25日付けで、本市のストーリーを含む19件が平成28年度の日本遺産に認定されました。
認定されたストーリーの概要

江戸庶民の信仰と行楽の地
~巨大な木太刀を担いで「大山詣(おおやままい)り」~
大山詣りは、鳶などの職人たちが巨大な木(き)太刀(だち)を江戸から担いで運び、滝で身を清めてから奉納と山頂を目指すといった、他に例をみない庶民参拝である。そうした姿は歌舞伎や浮世絵にとりあげられ、また手形が不要な小旅行であったことから人々の興味関心を呼び起こし、江戸の人口が100万人の頃、年間20万人もの参拝者が訪れた。
大山詣りは、今も先(せん)導師(どうし)たちにより脈々と引き継がれている。首都近郊に残る豊かな自然とふれあいながら歴史を巡り、山頂から眼下に広がる景色を目にしたとき、大山にあこがれた先人の思いと満足を体感できる。
主な構成要素
- 大山
- 大山寺(鉄造不動明王及び二童子像)
- 大山寺
- 阿夫利神社(現・大山阿夫利神社・下社)
- 大山道の道標
- 納め太刀
- 大山詣りで身を清めた滝
- 参道沿いに建てられた宿坊
-
五雲亭貞秀「大山良弁図」元治元(1864)年
-
歌川豊国「大當大願成就有が瀧壷」文久3(1863)年
- 豆腐料理
- 大山こま
ストーリー等の詳細(文化庁に提出した書類)
関連リンク
日本遺産「大山詣り」チラシ
- チラシ(表)
- チラシ(裏)
お問い合わせ
文化財係
住所:伊勢原市田中348番地
TEL:0463-74-5109
FAX:0463-95-7615
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