木造 薬師如来及び両脇侍像

公開日 2012年10月04日

伊勢原の指定文化財

木造 薬師如来両脇侍像

 
木造薬師如来両脇侍像写真
読み、指定、種別、数量、所有者、指定日一覧
よみ もくぞう やくしにょらいりょうわきじぞう
指定 国指定重要文化財
種別 彫刻
数量 3躯
所有者 宝城坊
指定日 明治33年4月7日指定

 

 

詳細情報

木造薬師如来坐像及び両脇侍像の大きさと材質
像高 薬師如来 116.6センチメートル
日光菩薩 123.3センチメートル
月光菩薩 123.9センチメートル
材質 カツラ材、一木造

解説

薬師如来像は宝城坊の本尊で、左手に薬壺(やっこ)を持ち結跏趺坐(けっかふざ)をしています。

脇侍(わきじ)は右手を上げて正面から見て右側に立つ日光菩薩像(にっこうぼさつぞう)、左手を上げて正面から見て左側に立つ月光菩薩像(がっこうぼさつぞう)です。  

これらの仏像の最も大きな特徴は、「鉈彫り(なたぼり)」と呼ばれる技法で造られていることです。この「鉈彫り」は仏像の表面にノミ痕を残す技法で、薬師如来像は頭から胸にかけての肉身部以外に、両脇侍像は体全体に一定の長さで同じ方向にノミの痕を残しています。鉈彫りは、関東地方を中心にした東国固有のものです。見る角度や位置、光の量などによる陰影の変化によって仏像の印象を変える視覚効果を持っています。 

この像が造られたのは、平安時代中期(10世紀末から11世紀初頭)と考えられています。

平安時代の歌集『相模集』の筆者である相模守(さがみのかみ)大江公資(おおえのきんより)の妻相模や鎌倉幕府初代征夷大将軍源頼朝とその妻北条政子も本尊を拝したと考えられます。

結跏趺坐:足をあぐらのように組む座り方のこと。

一木造 :一本の木から像を造る方法のこと。

お問い合わせ

教育部 教育総務課文化財係

ページのトップへ