埒免古墳出土品

公開日 2013年06月03日

伊勢原の指定文化財

埒免古墳出土品

埒免古墳銅鏡写真
銅鏡
読み、指定、種別、数量、所有者、指定日一覧
よみ らちめんこふんしゅつどひん
指定 市指定文化財
種別 考古資料
数量 一括
所有者 三ノ宮比々多神社
指定日 昭和63年4月30日

 

埒免古墳鞍金具写真1
鞍金具1
埒免古墳鞍金具写真2
鞍金具2

 

解説

埒免古墳は三ノ宮比々多神社の本宮があったといわれる三ノ宮字宮上、現在の恵泉女学園大学の用地内に位置します。この地について江戸時代に書かれた「新編相模風土記稿」では埒免(らちめん)と表記されています。

古墳は昭和41年の校舎建設に伴って発見され、國學院大学により大型の横穴式石室の調査が実施されました。その結果、銀装の大刀、金銅装の馬具、銅鏡、鉄鏃等が出土しました。銀装大刀は柄部分に細い銀糸が巻かれ、鞘(さや)にも銀の飾り金具が装着されています。金銅装の馬具には、同じデザインの飾り板をもつ轡(くつわ)と杏葉(ぎょうよう)、木製の本体を飾る金銅の鞍(くら)金具があり、鉄製の吊り金具の所在から木製鐙(あぶみ)が伴っていたと考えられます。特に鞍金具は県内出土3例のうちのひとつ、金銅装の鏡板付轡も相模地域では他に登尾山古墳に例をみるのみです。その副葬品は登尾山古墳と並び、相模国を代表する内容といえます。

また、平成12年からは校舎建て替えに伴う調査が実施され、墳丘の一部と周囲に巡る周溝が確認されました。その結果、らちめん古墳は直径40メートルの規模を有し、石室の大きさ、副葬品の内容と合わせて、7世紀頃に相模有数の権力を誇るにふさわしい古墳であることがわかりました。

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教育部 教育総務課文化財係

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