公開日 2012年10月04日
伊勢原の指定文化財
大山阿夫利神社の倭舞及び巫子舞
解説
倭舞(やまとまい)と巫子舞(みこまい)は、大山阿夫利神社の神楽舞(かぐらまい)として神前に奉納されるものです。この舞は、明治6年(1873)に阿夫利神社神官の権田直助(ごんだなおすけ)が奈良の春日大社の富田家から伝授されたもので、倭舞11曲、巫子舞9曲が継承されています。現在もこれだけ多くの神楽舞が残っているところはないといわれています。
倭舞には4人で舞うものと、1人で舞う六位舞(ろくいまい)があります。腰に刀を差し、手には榊(さかき)や扇を持って舞います。
巫子舞には4人または6人の童女で舞うものと、1人で舞う白拍子舞があります。額に花かざしを付け、五色の布を垂らした鈴や扇を持って舞います。
倭舞・巫子舞とも篳篥(ひちりき)、琴、横笛、笏拍子(しゃくびょうし)などの楽器を用いて演奏されます。
現在は、地元の子どもたちに受け継がれ、毎年8月28日の秋期例大祭で社務局の神前において奉納されています。
お問い合わせ
文化財係
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