公開日 2012年10月04日 伊勢原の指定文化財 宝城坊本堂 読み、指定、種別、数量、所有者、指定日一覧 よみ ほうじょうぼうほんどう 指定 国指定重要文化財 種別 建造物 数量 1棟 所有者 宝城坊 指定日 平成7年12月26日指定 詳細情報 宝城坊本堂の大きさと材質・構造 構造 七間仏堂、寄棟造(よせむねつくり)、茅葺 解説 本堂は単層茅葺の壮大な建物です。 間口約22.7 メートル、奥行約17 メートル、高さ約17.7 メートルと、茅葺の建物としては規模が大きく、周囲の山を背景にどっしりと建つ姿には圧倒されます。簡素ながらも中世的な趣を伝える広大な内陣(ないじん)と、近世的な華やかな外陣(げじん)の構造などに見応えがあります。 江戸時代の万治3 年(1660)に旧本堂の部材を利用して再建され、その後寛保3 年(1743)から延享2 年(1745)にかけて改修され、その後も数回にわたって修理されています。 軸部の傷み等により、平成22 年から平成28 年にかけて、延享期以来約270 年ぶりとなる大規模な保存修理工事が行われました。 本堂を覆う仮設の屋根を架け、一度全ての部材を解体し、補修して組立て直すというものです。また、その際の調査により、鎌倉時代の部材が使われていることがわかりました。 現在ではよみがえった美しい本堂の姿を見ることができます。 お問い合わせ 教育総務課文化財係住所:伊勢原市田中348番地TEL:0463-74-5109FAX:0463-95-7615
解説
本堂は単層茅葺の壮大な建物です。
間口約22.7 メートル、奥行約17 メートル、高さ約17.7 メートルと、茅葺の建物としては規模が大きく、周囲の山を背景にどっしりと建つ姿には圧倒されます。簡素ながらも中世的な趣を伝える広大な内陣(ないじん)と、近世的な華やかな外陣(げじん)の構造などに見応えがあります。
江戸時代の万治3 年(1660)に旧本堂の部材を利用して再建され、その後寛保3 年(1743)から延享2 年(1745)にかけて改修され、その後も数回にわたって修理されています。
軸部の傷み等により、平成22 年から平成28 年にかけて、延享期以来約270 年ぶりとなる大規模な保存修理工事が行われました。
本堂を覆う仮設の屋根を架け、一度全ての部材を解体し、補修して組立て直すというものです。また、その際の調査により、鎌倉時代の部材が使われていることがわかりました。
現在ではよみがえった美しい本堂の姿を見ることができます。