公開日 2018年04月10日
浄発願寺
所在地
伊勢原市日向1816番地
概要
浄発願寺は、慶長 13(1608)年に天台宗の木食弾誓上人によって開山されました。徳川家康は深く弾誓上人に帰依し、浄発願寺領として一ノ沢の土地 16 万 5 千坪を寄進しました。そのほか、尾張徳川家や佐竹氏、藤堂氏といった大名家からも厚い信仰を受けました。江戸時代、浄発願寺はまたの名を「駆け込み寺」といい、殺人と放火以外の犯人はこの寺に逃げ込めば助けられたといいます。日向川にかかる橋を渡った左手には、宝暦 5(1755)年に江戸浅草の人々の発願によって鋳造された丈六の銅像地蔵菩薩坐像が鎮座しています。そのかたわらには浄発願寺奥ノ院から移設された浮世絵師歌川国経の供養塔があります。
元々、日向川上流の一ノ沢にあったが、昭和 13(1938)年秋の台風で山津波がおこり、甚大な被害があったため、やむを得ず現在の地に再建されました。
旧地は「奥ノ院」として、弾誓が修業したという岩屋があり、内部には尾張徳川家や佐竹氏・藤堂氏といった大名の女性の墓石や仏像・仏塔があります。
文化財
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