上粕屋・和田内下2遺跡第2次調査(令和7年度調査)

公開日 2026年03月04日

上粕屋・和田内下2遺跡第2次調査

遺跡の概要

  • 所在地
    伊勢原市上粕屋字和田内下3012-1外
  • 調査原因
    一般道246号(厚木秦野道路)建設事業に伴う発掘調査
  • 調査期間
    令和7年7月1日~9月30日、令和8年1月5日~次年度に継続
  • 主な時代 
    縄文・古墳・奈良・平安・中世・近世
  • 遺跡の立地
    上粕屋扇状地の台地の裾部から谷にかけて

 上粕屋・和田内下2遺跡の調査は令和5・6年度に2区の調査が実施されており、今年度は3区、4区の調査となります。調査は3区から開始し、中断期間を挟んで3区の調査の終了後、令和8年3月1日から4区の調査を開始する予定です。そのため今回お知らせする内容は3区の現在までの調査成果となります。
 近世~中世では溝状(みぞじょう)遺構2条、段切(だんぎ)り1箇所、土坑31基、ピット397基、焼土跡(しょうどあと)3基が確認されています。
 近世と明確にわかる遺構はK1号溝状遺構のみで、覆土から宝永火山灰が検出されています。
 C1号溝状遺構は幅約2.6m、深さ約1.8mで、北西から南東方向に向かって延びます。C1号溝状遺構からは12世紀~13世紀の陶器片が出土しています。
 土坑とピットは調査区の南東部に特に集中しています。土坑はいわゆる竪穴状(たてあなじょう)遺構と呼ばれる方形で規模の大きなものが多く確認されています。C27号土坑は四隅と向い合う二辺の壁の中央に柱穴と思われるピットが認められます。
ピット群は掘立柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)のものと思われますが、平面形が方形のピットが多く、中世でも後期のものの可能性があります。
 古墳時代後期~奈良・平安時代では竪穴住居跡(たてあなじゅうきょあと)3軒、掘立柱建物跡1軒、土坑8基、ピット31基が確認されています。H4号竪穴住居跡は西壁の北側隅付近にカマドを配されており、その手前には貯蔵穴が認められます。H1号掘立柱建物跡は3間×3間の規格です。
 古墳時代前期では竪穴住居跡2軒、焼土跡3基が確認されています。古墳時代前期の遺構はまだ調査途中ですが、H7号住居跡の床面からは完形に近い状態の甕(かめ)や、器台(きだい)などの土器が出土しています。

調査の写真

近世~中世面 調査区全景
近世~中世面 調査区全景
C1号溝状遺構
C1号溝状遺構
C27号土坑
C27号土坑
H4号住居跡
H4号住居跡
H1号掘立柱建物跡
H1号掘立柱建物跡

地図

遺跡の位置

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