公開日 2026年03月04日
西富岡・長竹遺跡第7次調査
遺跡の概要
- 所在地
伊勢原市西富岡982-2外4筆 - 調査原因
一般道246号(厚木秦野道路)建設事業に伴う発掘調査 - 調査期間
令和7年4月1日~7月31日(5区)、令和7年10月1日~12月26日(4区旧石器追加調査地点) - 主な時代
旧石器・縄文・中世・近世 - 遺跡の立地
渋田川とその支流に挟まれたやせ尾根台地上
5区の調査は令和6年11月1日から開始しており、今年度は縄文時代の調査から開始しました。
縄文時代の調査では、縄文時代中期後半の曽利式(そりしき)土器を伴う竪穴住居跡(たてあなじゅうきょあと)が12軒検出されています。令和5・6年度に調査を実施した3区・4区の調査からも同時期と考えられる竪穴住居跡が合計25軒発見されています。今回の発見により本調査地点から北側に縄文時代中期後半の環状集落(かんじょうしゅうらく)が展開するのではないかと推測できます。発見された竪穴住居の規模は、直径約8mの大きな住居から直径約4mの小さな住居までと、様々な大きさの住居跡が確認されています。炉は床面を掘り窪(くぼ)めた地床炉(じしょうろ)や、炉の縁辺に石を配置した石囲い炉(いしがこいろ)などが確認されています。また、埋甕(うめがめ)を伴う住居も確認されました。環状集落の中央広場と考えられるエリアから発見されたJ1号集石土坑(しゅうせきどこう)は、拳大の礫を取り除いた遺構底面に、2個体の土器片が敷き詰められた非常に珍しい遺構でした。
4区旧石器追加調査地点の調査は、昨年度実施した4区の旧石器時代調査の追加調査として、5区調査終了後2か月の中断期間をはさみ、令和7年10月1日から調査を開始しました。昨年度の旧石器時代の調査同様にL1H相当層下層からB1相当層上層にかけて約1300点の遺物が出土しました。出土した遺物の中には、ナイフ形石器、石刃(せきじん)、スクレイパー、石核(せきかく)などの石器が含まれていました。遺物の分布は、本遺跡の北側調査区外に広がることが確認されています。








