令和6年5月市長定例記者会見

公開日 2024年05月24日

とき

令和6年5月23日(木曜日)午前11時~正午

ところ

伊勢原市役所2階2C会議室

出席者

報道機関:神奈川新聞、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞、時事通信、共同通信、タウンニュース

市側:市長、副市長、教育長、企画部長、教育総務課、デジタル推進課、介護高齢課、商工観光課、市民協働課、広報戦略課 ほか

内容

  1. 南蓮寺所蔵「木造阿弥陀如来立像」の文化財指定について(資料1)
  2. ChatGPTの全庁的な運用を開始(資料2)
  3. 「伊勢原市介護支援ボランティアポイント事業」について(資料3)

資料

令和06年05月23日記者会見資料[PDF:6.62MB]

市長発表要旨

  1. 南蓮寺所蔵「木造阿弥陀如来立像」の文化財指定について
    市内に所在する寺院「南蓮寺」の本尊「木造阿弥陀如来立像(もくぞうあみだにょらいりゅうぞう)」が、本市の指定文化財となりましたのでご報告します。
    この仏像は、平安時代後期に流行した浄土思想の中で生み出された、往生しようと願う人の臨終に、浄土から迎えに来る来迎の姿をあらわした阿弥陀如来像で、令和5年度の調査で、髪の生え際から足下までの高さを、約90センチに整えた「三尺阿弥陀」である点や、髪や衣の表現から、鎌倉時代前期の製作であることが判明いたしました。
    4月23日に開催された教育委員会定例会で、本尊を本市指定の文化財としたものでございます。
    これにより、本市指定の文化財は40件となりました。
    本件につきましては、「いせはら文化財サイト」で公開しておりますので、是非こちらもご覧いただきたいと思います。
  2. ChatGPTの全庁的な運用を開始
    昨年度の8月から9月にかけて活用実証を行った、ChatGPTの全庁的な運用を、6月1日から開始します。
    検証期間には、有用性などについてアンケート調査を行い、回答者の7割以上が「仕事の効率化につながる」、また、5割近くが「業務時間の削減効果があった」との回答があり、一定の有用性が検証できました。
    利用方法のイメージ図がありますが、ChatGPTは、インターネット上にありますので、インターネットから分離している職員の端末からは、使用することができません。
    そのため、自治体ネットワークLGWANとインターネットを接続できるチャットサービスを介して、ChatGPTを使用します。
    職員は、チャットで、トークの相手先にChatGPTを選択し、ChatGPTに質問をすると、回答を得ることができます。ChatGPTの特徴や強みとしては、大量のテキストデータがインプットされていますので、文章の素案や、要約・翻訳などの文書作成の効率化、政策立案などにおけるアイデア出しなどといった、様々な場面での活用が期待できます。
    一方で、入力した内容がAIの学習に利用されるといった情報漏洩の懸念や、誤った回答をすることなどが課題とされています。
    それらの課題に対応するため、自治体専用のツールである、「LoGo チャット」を介してChatGPTを利用することで、入力内容が学習目的に利用されないようにしたり、「ChatGPT利活用ガイドライン」を作成し、個人情報を含む質問や、ChatGPTからの回答を、校正せずにそのまま使用することを禁止するなど、適正な利用に向けた「運用ルール」を全庁的に展開していきます。
    ChatGPTの活用方法や、より良い回答を引き出すための手法などについては、随時周知していき、活用を促進していきます。
    今後も、市民サービスのさらなる向上と 業務の効率化に向け、ICT技術の活用に取り組んでまいります。
  3. 「伊勢原市介護支援ボランティアポイント事業」について
    高齢者が介護施設等で行ったボランティア活動に対して、換金可能なポイントを付与する「介護支援ボランティアポイント事業」については、平成29年度から実施していましたが、コロナ禍の活動縮小などの影響で、参加者の減少により、事業全体を縮小せざるを得ない状況となっていました。
    このような中、令和3年度から事業の見直しを開始し、既存の参加者へ意向調査を行いながら検討を重ねた結果、このたび、5年ぶりに新規参加者の募集を開始することになりました。
    事業の再スタートにあたり、委託事業者の株式会社ベスプラが開発したスマートフォンアプリ「脳にいいアプリ」を新たに導入し、これまで紙ベースで行っていたポイント管理や換金手続きなどを、アプリでできるようにすることで、ペーパーレス化と利便性の向上を図り、歩数や食事内容の管理、脳トレ等のメニューも盛り込むことで、高齢者の介護予防や社会参加の習慣化を後押しする事業に発展させました。
    この「脳にいいアプリ」の導入は、県内で本市が初となります。
    新たな事業の愛称は「いせポ」。7月1日から新規参加者の募集を開始します。
    高齢者のボランティア活動による社会参加の習慣化と、介護予防に楽しく取り組める事業と介護予防に楽しく取り組める事業となっていますので、ぜひ、多くの方に御参加いただきたいと思っております。

お問い合わせ

企画部 広報戦略課 広報プロモーション係
住所:伊勢原市田中348番地
TEL:0463-94-4864
FAX:0463-93-2689
お知らせ:問い合わせメールはこちら

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