公開日 2012年02月06日
更新日 2019年10月21日
近年、全国各地で、台風や豪雨による土砂災害が発生し、多くの人命が失われています。土砂災害の発生を事前に予測することは困難ですが、日頃の備えやいざという時の適切な防災行動により、被害を最小限にすることはできます。
日頃から気象情報の入手方法や土砂災害の前兆現象、避難方法などを把握しておくとともに、大雨の際には、テレビやラジオ、インターネットなどで気象情報を確認し、危険だと判断したら早めに自主避難することが大切です。
大山で発生した山津波の様子1(大正12年)
大山で発生した山津波の様子2(大正12年)
土砂災害の前兆現象に注意
次のような前兆現象の後には、土砂災害が発生する可能性があります。
前兆現象を確認したら、隣近所に声をかけて、直ちに避難しましょう。
土石流
- 山鳴りがする
- 雨が降り続いているのに川の水位が下がってきた
- 川が濁ったり流木が混ざってきた
- 土臭い臭いがする
がけ崩れ
- 小石がパラパラと落ちてきた
- がけに亀裂が生じた
- 擁壁が膨らんだり、ひび割れしてきた
- 木の根が切れる音がした
- がけから水が噴き出してきた
避難情報について
市では、土砂災害などの危険が高まった場合には、「避難準備情報」「避難勧告」「避難指示」などの避難情報を発表します。避難情報が発表された場合には、該当地区の住民の皆さんは、隣近所に声をかけ合い、指定の避難所に避難をしてください。
これらの避難情報は、防災行政用無線(防災いせはら)、広報車、いせはらくらし安心メールなどでお知らせします。
また、戸別受信機で放送を受信された自主防災会は、緊急連絡網により、速やかに地区住民の皆さんに情報の伝達をお願いします。
避難する場合の注意事項
- 避難の際は、できる限り、他の土砂災害警戒区域は通らない。
- 橋を渡らざるを得ない場合は、渓流の流れをよく確認して迅速に渡る。
- 避難する余裕が無い場合、鉄筋コンクリート造りなどの堅固な建物の2階以上の、斜面と反対側の部屋に避難する。