公開日 2015年03月01日
更新日 2015年03月01日
渋田川の芝桜
現在、伊勢原市の春を代表する風景となっている渋田川河畔の芝桜ですが、その始まりは一人の住民の活動が発端でした。数十年前、上谷地区にお住まいであった鈴木さんが、自宅前の堤に旅先から持ち帰ってきた数株の芝桜を植えたことから始まりました。次第に近所の方々などの協力もあり現在の芝桜の絨毯が出来上がりました。草刈や植え替えは、斜面地であることから大変苦労が多いと聞いています。地元の方々だけでは維持が難しくなっていることから、ボランティアの協力によって保たれています。「かながわの花の名所100選」にも選ばれています。
あやめの里
歌川産業スクエアに程近い歌川沿いにあるあやめの里は、6月になると白、紫、碧紫など色とりどりの花菖蒲が一面に咲きます。その数200種、20000株ほどにもなります。梅雨の雨にしっとりとぬれる姿も情趣があります。大山の雄大な背景とのコラボレーションは写真撮影に最適です。「かながわの花の名所100選」にも選ばれています。
八坂神社
沼目地区にある八坂神社の境内には、かつて「沼目の天王松」と呼ばれ、町(当時)の天然記念物に指定されていた大きな黒松がありました。地元の人によると昔は、平塚方面からも良く見えたことから「伊勢原の目印になっていた」とのことです。残念ながら昭和49年に枯死してしまいましたが、樹高は25mはあったとされる大きな木の根が境内に保存されています。伊勢原市文化財課編集「いせはら史跡と文化財のまち」より)