公開日 2015年03月19日
更新日 2024年08月26日
自転車は便利な乗り物ですが、ひとたび交通事故にあうと重大事故につながります。近年、自転車が関わる事故が多発しており、運転者が高額な損害賠償を負う事例も増えています。
高額賠償事例
- 小学五年生の男子が坂道を猛スピードで走行し、散歩中の女性に正面衝突。女性は意識不明の重体。(損害賠償額約9,500万円)
- 男子高校生が車道を斜めに横断し、男性に衝突。障害が残る怪我を負わせた。(損害賠償額約9,300万円)
- 男性が交差点に信号を無視して進入。横断中の女性に衝突し、死亡させた。(損害賠償額約5,400万円)
TSマーク制度とは
TSマークとは自転車安全整備士が点検確認した普通自転車に貼付されるもので、このマークには賠償責任保険と傷害保険等が付いています(付帯保険)。
保険は、点検基準日と自転車安全整備士番号が記載された保険有効期間中(点検基準日から1年間)のTSマーク貼付自転車に搭乗中の人が対象となります。
TSマーク付帯保険の加入手続き
TSマークのついた自転車安全整備店の看板のあるお店で加入できます。詳しくは、自転車安全整備店へお問い合わせください。
なお、TSマークの貼付料金は、自転車の点検整備を受ける料金となります。点検整備を受けずにTSマークだけを貼付することはできません。なお、点検整備を受け部品交換する場合、交換する部品代は別料金となります。
TSマーク毎の補償内容
TSマークには、緑色・赤色・青色の3種類のTSマークがあり、それぞれ付帯保険の補償内容が違ってきます。
TSマークが貼付された自転車は、自転車の所有者だけでなく、自転車を借りた家族や友人、自転車を譲り受けた人、従業員の方も補償の対象となります。TSマークを付けて、万が一の事故に備えましょう。
種類 |
緑色TSマーク |
赤色TSマーク |
青色TSマーク |
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賠償責任補償 |
・死亡・傷害 限度額1億円 ※示談交渉サービスつき |
・死亡・重度後遺障害(1級~7級) 限度額1億円 |
・死亡・重度後遺障害(1級~7級) 限度額1,000万円 |
傷害補償 |
・死亡・重度後遺障害 (1級から4級) (一律)50万円 ・入院(15日以上) (一律)5万円 |
・死亡・重度後遺障害 (1級から4級) (一律)100万円 ・入院(15日以上) (一律)10万円 |
・死亡・重度後遺障害 (1級から4級) (一律)30万円 ・入院(15日以上) (一律)1万円 |
被害者見舞金 | 賠償責任補償により対応 |
・入院(15日以上) (一律)10万円 |
なし |