「いせはらのトリビア」を紹介します

公開日 2015年07月13日

更新日 2022年02月09日

「いせはら」の魅力を再発見できる「いせはらのトリビア」。皆さんからいただいたトリビアのうちユニークな作品をご紹介します(原文から一部表現などを編集しています)。

なお、トリビアは随時募集していますので、「伊勢原ならでは」の情報をお持ちの方は、ぜひ担当までお寄せください。

 

大山関係

大山からは、県内最初の「初日の出」が見られる。

大山山頂から見る初日の出

元日に大山山頂でご来光が見られるのは、午前6時45分ごろ。標高や地理の関係から、神奈川県内では蛭ヶ岳と並んで最も早いといわれます。大山阿夫利神社下社境内からも、終夜運転されるケーブルカーを利用して気軽にご来光を仰ぐことができます。ただし、防寒対策は忘れずにしていきましょう。

天気の良い日は伊勢原からスカイツリーがよく見える。

大山山頂からの眺め

かながわの景勝50選に選ばれている、標高約1,252メートルの大山山頂からの眺めは素晴らしく、四季を通して雄大な眺めを楽しむことができます。晴れた日には、東京スカイツリーや新宿の高層ビル、房総半島まで一望できます。ミシュラン社がフランスで発売した旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン改訂第4版」に「大山」が1つ星、「大山阿夫利神社からの眺望」が2つ星として紹介されました。

大山と富士山の神様は、親子である。

大山阿夫利神社の御祭神「大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)」は、富士山本宮浅間大社の御祭神「木花咲耶姫(このはなのさくやびめ)」の父親です。江戸時代には「両詣り」といい、大山と富士山の両方を参拝することが良しとされました。

 

国内で唯一、「行き違い箇所にある中間駅」がある。

大山寺駅

全国に23路線あるケーブルカーのうち、始発駅と終点駅の間に「中間駅」のあるケーブルカーは4路線(大山・箱根・比叡山・生駒山上)あります。このうち上りと下りの「行き違い箇所」に設置されている「中間駅」は、大山ケーブルカーの「大山寺駅」だけだそうです。

大山ケーブルカーは、全ての駅名を変更した。

駅名変更セレモニー

大山ケーブルカーには3つの駅がありますが、2009年10月1日、追分駅は大山ケーブル駅、不動前駅は大山寺駅、下社駅は阿夫利神社駅と3駅全ての名称を変更しています。短い路線ですが、全駅の名称を変更したというのは珍しいのではないでしょうか。

大山には、とうふにまつわるものが多くある。

とうふ坂

大山のバス通りの途中には「とうふ坂」と呼ばれる旧参道があります。昔の参詣者たちは木箱に入った豆腐をすすりながらのどを潤し、この坂道を登ったそうです。冷水でひんやりとした豆腐は、喉ごしも良く夏山の参詣者に喜ばれたことでしょう。

とうふ塚

また、大山阿夫利神社下社には「とうふ塚」と呼ばれる珍しい石碑が建っています。これは、大山とうふを好んだ芥川賞作家を偲んで東京作家クラブにより建てられたものです。同クラブは現在も年に一度大山を訪れ、とうふ塚の前で祈祷を受けているそうです。

大山の旅館の中には、神社がある。

宿坊内の神殿

大山には、参拝者を迎え入れて案内する「先導師」がいます。先導師は宿坊を構え、同業者などで組織された参拝者のグループ「大山講」を迎え入れて世話をします。神職である先導師たちは、自らの宿坊の中に神社を設けており、大山講はここを参拝し、滝で禊(みそぎ)をして身を清めてから大山を登ったそうです。

ゴッホが、大山を描いていた。

「タンギー爺さん」

19世紀を代表する画家、フィンセント・ファン・ゴッホが1887年ごろに描いた作品「タンギー爺さん」には、彼に影響を与えたといわれる浮世絵画家、歌川広重の「富士三十六景」の相模川が描かれています。その背景には、富士山と並ぶ大山の姿も描かれています。

大山こまは、製作に7カ月以上かかる。

大山こまの製作作業

「かながわの名産100選」に選ばれている大山こまの製作は、材料となるミズキを探すことから始まります。幹を天日で3カ月乾燥させたあと、約4カ月陰干ししなければなりません。さらに下ごしらえをした後、木を削り、色を塗るという大変な作業です。昔ながらの熟練した技術が必要とされ、現在4件の土産物店で製作されています。

毎年「ダイヤモンド大山」が見られる場所がある。

ダイヤモンド大山

毎年5月末、市内石田地区にある自修館中等教育学校からは、日没時に美しい「ダイヤモンド大山」を見ることができます。

江戸時代、すべての道は大山に通じていた。

三軒茶屋駅付近の道標

江戸時代には大山詣りのための様々な大山道が開かれ、大山道は、大山を中心に放射状に広がり、関東一円の道はほぼ大山に通じる状況となっていました。有名なものとしては、「田村通り大山道」「青山通り大山道」などがあり、今も各所に多くの道標が残されています。

 

土地柄など

伊勢原は、神奈川のへそである。

神奈川県の中央部に位置する伊勢原は、面積重心でみると、市内石田付近が神奈川県の中心点といわれています(諸説あります)。

 

市民1人当たりの医師の数が、県内トップである。

大きな病院や診療所が多いので、人口10万人当たりでみると、医師や看護師、薬剤師の人数や病床数が、神奈川県内19市で一番多いそうです。いざというときに安心に暮らせる医療環境が整っています。

 

自治会加入率が、県内トップクラスである。

毎年、自治会の加入率が80パーセント程度あり、神奈川県内の全市町村の中でも常に上位にあるそうです。首都圏にありながら、地域の絆やつながりが深く、住民同士のふれあいの多い地域といえます。

 

フルーツが、北海道から沖縄まで宅配されている。

「フルーツの里」として知られる伊勢原。かつては、ナシやブドウ、柿などの沿道直売やもぎとりが盛んでしたが、流通の伸展とともに宅配便で全国へ発送されるようになり、今では、売り上げの半分程度は地方発送が占めるそうです。

 

県内最大の柿の産地である。

柿

伊勢原は、富有柿を主流とする甘柿の栽培が盛んで、県内最大の生産量を誇っています(政令指定都市を除く)。鈴なりに実る大山街道沿いの子易柿(禅寺丸柿)も、伊勢原らしい詩情豊かな景観を生み出しています。

プチ避暑気分を味わえる場所がある。

年々夏の暑さが増す日本列島。そんな猛暑日でも、日向渓谷や標高のある大山などの地区は、市街地より平均して2度ほど気温が低く、涼しさを感じます。ひとたび足を踏み入れれば、ひんやりとした涼風に包まれ、避暑地に来たような爽やかさです。

 

伊勢原だけ、雪が積もっていない風景をよく見る。

首都圏に雪が降り積もる日に小田急線に乗っていると、伊勢原だけ積雪のない車窓からの風景を見かけます。大山などの山々が北西から吹き付ける風雪をさえぎり、山麓の伊勢原を守ってくれているからではないかと考えられます。

 

歴史・文化

大山登山マラソンは、江戸時代に始まった!?

毎年3月、伊勢原駅前から大山阿夫利神社下社までの標高差650メートル、全長9キロメートルのコースを駆け上る大山登山マラソン。全国から健脚自慢の集まるスポーツイベントですが、江戸時代に似た行事があったのです。「裸詣り」と呼ばれる大山詣りの一種で、正月三が日や節分、夏山の時期に、高座郡(相模原、藤沢等の6市と寒川町の範囲)の人々が、肉襦袢に股引、白足袋姿で、頭に鉢巻き、腰には鈴をつけ、夜通し走って登拝しました。3~4人で組になり、早朝に大山に到着したそうです。

 

日向薬師は、日本三薬師の一つである。

日向薬師本堂

奈良時代、僧行基によって開創されたと伝えられる日向薬師は、高知県の柴折薬師、新潟県の米山薬師とともに「日本三薬師」のひとつに数えられています。修験の中心として栄え、国指定重要文化財の鉈彫本尊薬師三尊像をはじめ、多くの貴重な仏像彫刻などがあり、年に5日間だけ特別に開帳されます。

伊勢原は、昔から医療と深いつながりがある。

日向薬師本尊

医療環境に恵まれている伊勢原ですが、医療の発達していない時代、病気平癒の仏様でもある薬師如来を本尊とする日向薬師には多くの信仰が集まり、源頼朝や北条政子、春日局なども度々参詣に訪れました。現在、県内トップクラスの医療資源は、この頃から脈々と受け継がれているのかもしれません。

若者が火の中に投げ入れられる、ものすごい「どんど焼き」が行われている。

神戸地区のどんど焼き

市内の神戸地区では、毎年1月14日、その1年間に結婚・出産などのお祝い事があった青年を、厄払いのために火の中に投げ入れるという、勇壮な「どんど焼き」が行われています。いつから始まったかは定かではありませんが、地元の古老によると、戦前には行われていたと伝えられているそうです。

 

地名

源頼朝の参詣にまつわる、珍しい地名がある。

洗水バス停

市内日向地区には、日向薬師を参詣した源頼朝が沢水で馬を洗ったことから、洗水(あろうず)という地名が残っています。また、途中の坂を登りつめたところで下馬して馬をつないだことから、そこは馬場(ばんば)という地名が付いています。

「分れ道」という名の交差点がある。

分れ道交差点

市内の西富岡地区には、「分れ道」という名の交差点があります。どちらに進んでも、人生のクロスロード(分かれ道)とはならないので、安心して通行しましょう。

オバサマという名のバス停がある。

伯母様橋

市内の三ノ宮地区には、「伯母様」という珍しい地名があります。江戸時代の書物によると、昔この地が、小田原北条氏の家臣であった布施弾正左衛門の伯母の所領地だったことに由来するのだそうです。今でもバス停や橋にその名前を残しています。

「寒沢」という、周りより寒い場所がある。

市内日向地区の日向ふれあい学習センター周辺は「寒沢(さむさわ)」という字名があり、この場所は本当に周辺よりも寒いそうです。体感温度にすると、2度ぐらい低いとか…。真実はぜひ、現地でお確かめください。

 

メディア関係

人気番組「笑点」最高視聴率は伊勢原で生まれた。

「笑点」収録の様子

桜台小学校で人気番組 「笑点」 の収録が行われたのをご存じですか? 第6回伊勢原観光道灌まつり(昭和48年)の催しとして公開収録が行われ、この回の放送が今でも番組の最高視聴率として記録されています。

番組史上初のスタジオ外からの中継ということもあり、当時の出演者にも思い出深いものになったようです。

映画「男はつらいよ」のロケ地がある。

新玉橋と元森林組合事務所

最近、伊勢原でドラマ撮影がよく行われますが、古いところでは、1979年公開の「男はつらいよ」シリーズ第23作「翔んでる寅次郎」で、伊勢原がロケ地になっています。おなじみの冒頭の夢のシーンで、大山地区の新玉橋周辺、元森林組合事務所が「日下部医院」として登場します。ちなみに、この回のマドンナは桃井かおりさんです。

 

クルリン関係

クルリンのキキョウに触ると、幸せが舞い込む。

クルリンの背中のキキョウ

市公式イメージキャラクタークルリンの背中には、市の花キキョウが描かれています。市の花キキョウは、伊勢原にゆかりの深い武将、太田道灌公の家紋にちなんでいます。このクルリンのキキョウに触ると、幸せが舞い込むと評判になり、それを目当てにクルリンに会いに来る人も増えています。

クルリンは、実は足が速い。

クルリン徒競走

平成26年6月に横浜スタジアムで行われたプロ野球セパ交流戦「ご当地キャラ対決」、平成27年5月開催の「tvk秋じゃないけど収穫祭・最強かながわご当地キャラ決定戦!」など、ご当地キャラクターの運動会で、クルリンはいずれも徒競走で断トツ1位となっています。

(写真提供:株式会社横浜DeNAベイスターズ)

 

その他

「伊勢原」という名の花がある。

テッセン「伊勢原」

市内の園芸農家が交配して作り出した「伊勢原」という名のテッセン(クレマチスの一種)があります。花の直径が20センチメートル前後と大きく、早咲きなのが特徴です。

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