公開日 2016年11月30日
更新日 2024年06月18日
外来生物法と特定外来生物
外来生物法とは、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」のことで、特定外来生物による生態系等の被害防止を目的にしています。
特定外来生物とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。特定外来生物は、生きているものに限られ、個体だけではなく、卵、種子、器官なども含まれます。
市内で見られる特定外来生物 オオキンケイギクについて
外来生物法では、オオキンケイギクなどの特定外来生物に指定された生物について、飼養等(飼養、栽培、保管又は運搬)・輸入・野外に放つ行為などを原則禁止しています。
特定外来生物の防除について
特定外来生物による被害がすでに生じている場合又は生じる恐れがある場合で、必要であると判断された場合は防除が行われます。
国の確認・認定を受けずに、ボランティア団体等で防除を実施する場合は、一定のルールがありますので注意してください(画像参照)。
特定外来生物(オオキンケイギク)の取扱いについて[PDF:980KB]
環境学習の実施
本市ではオオキンケイギクによる既存生態系等への被害は確認されていませんが、将来的に被害が出る可能性もあります。
将来を担う市内の小中学生に、特定外来生物に対する理解を深めてもらうため、オオキンケイギクを含めた特定外来生物の講義と、防除の実践を合わせた環境学習を実施しています。
大山小学校
令和3年5月20日(木曜日)に、大山小学校の6年生12名と、伊勢原市総合運動公園にて特定外来生物(オオキンケイギク)の校外学習を実施しました。
- 最初に市の職員が特定外来生物の
講義を行いました。
- 講義の後、総合運動公園内の
オオキンケイギクの防除を実践
しました。
- オオキンケイギクの適切な処分方法
も学びました。
伊勢原中学校
令和3年6月5日(土曜日)に、伊勢原中学校科学部の生徒6名と、渋田川沿い(県道下糟屋平塚線の大田橋~池田神社周辺)にて特定外来生物(オオキンケイギク)の校外学習を実施しました。
- 校内で市の職員による事前学習を
行いました。
- 現地に移動して防除を実践しました。
- みんなで90リットルのごみ袋6つ分を
防除しました。
よくある質問
オオキンケイギクについての質問事項をまとめました。
市ではオオキンケイギクの防除はしないのですか?
本市を含め県内ではオオキンケイギクによる既存生態系等への被害は確認されていないため、現時点において、市では防除をしておりません。(※令和3年4月現在、防除の確認・認定地域に神奈川県は含まれていません。)
オオキンケイギクを見つけたらどうすればいいですか?
法律で禁止されている移動や保管を行わないようにしてください。駆除をする場合は、種の飛散防止等、防除のルールを守り、施設や土地の管理者に相談の上で実施してください。
オオキンケイギクに毒はあるのですか?
オオキンケイギクの栽培等が禁止されている理由は、強靭な性質のため在来生態系に被害を与えるからです。個体に毒が含まれていて危険であるなどの報告は、現在のところありません。
ホームセンター等にオオキンケイギクに似たものが販売されていました。
園芸種の中には、オオキンケイギクの特徴を一部示すものもあります。販売されている園芸種については、販売元等に御確認をお願いいたします。
特定外来生物の問い合わせ先はどこですか?
具体的な申請手続きや野外で見つけた外来生物等に係るお問い合わせは、環境省 関東地方環境事務所(TEL:048-600-0817)までお願いいたします。
外部リンク
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