公開日 2017年12月04日
更新日 2024年10月25日
ブレスト・アウェアネスとは
「ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)」は、今、乳がんの対策のために世界的に提唱されているキーワードです。
皆さんは、自分の乳房に関心を持っていますか?自分の乳房の状態に日ごろから関心を持ち意識して生活することを「ブレスト・アウェアネス」といいます。これは乳がんの早期発見につながる非常に重要な生活習慣です。乳がんは早期で発見し治療すれば高い確率で治ります。
ブレスト・アウェアネスの提唱される基本行動
- 自分の乳房の状態を知るために、日ごろから自身の乳房を見て、触って、感じる。(乳房の健康チェック)
- 気を付けなければいけない乳房の変化を知る。(しこり、皮膚のくぼみや血性の乳頭分泌など)
- 乳房の変化を自覚したら、すぐに医師へ相談する。(医療機関へ受診)
- 40歳になったら乳がん検診を受診する(市町村が行う乳がん検診の受診)
ブレスト・アウェアネスと乳房自己触診
「がん検診」の目的は、がんを早く発見し、がんが原因で亡くなる方を減らすことです。日本では「40歳以上の人を対象に2年に1回のマンモグラフィ検査を受ける」乳がん検診が勧められています。
ただし、マンモグラフィ検診でもがんが発見できないこともあります。また、マンモグラフィ検診で「要精密検査(がんがあるかもしれない)」と判定された人のうち、本当にがんが見つかる方の割合は約4%です。つまり多くの方では精密検査によって「がんはありません」と判定されますが、その結果にたどり着くまでの不安や検査費用といったダメージもあります。
マンモグラフィ以外にも超音波検査やMRI検査などもありますが、どんな検査も「100%必ずがんが発見できる」とは限りません。乳がん検診で「異常なし」と判定されても自己触診で定期的に自分の乳房に変化がないかを確認し、何か症状があればすぐに医療機関を受診することが大切です。
乳がん検診の対象年齢に達していない人も、(乳房を意識する生活習慣)ブレスト・アウェアネス [PDF:1.14MB] と乳がん自己チェック[PDF:244KB] で異常を早期に発見する生活習慣を身につけましょう。
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