公開日 2020年09月07日
更新日 2020年09月07日
LGBTとは
次の言葉の頭文字をとって組み合わせた言葉で、性的少数者(性的マイノリティ)といわれることもあります。
戸籍上の性別は男性、女性のみですが、性にはさまざまな形があり、単純には分けられません。
L・・・Lesbian/レズビアン(女性同性愛者)心の性が女性で恋愛対象も女性
G・・・Gay/ゲイ(男性同性愛者)心の性が男性で恋愛対象も男性
B・・・Bisexual/バイセクシュアル(両性愛者)恋愛対象が女性にも男性にも向いている
T・・・Transgender/トランスジェンダー 身体の性と心の性が一致しないため、身体の性に違和感を持つ人
*性的少数者にはLGBT以外にも、A=アセクシュアル(同性にも異性にも性愛を抱かない人)、I=インターセクシュアル(身体的に男女の区別がつきにくい人)、Q=クエスチョニング(自分の性別や性的指向に確信が持てない人)など、様々な人がいます。
性の多様性について
性のあり方は様々で、性自認、性的指向、性別表現は明確に「男と女」と分けられず、境界もありません。
身体の性別・・・生まれたときの戸籍上の性
性自認・・・自分が認識する心の性
性的指向・・・好きになる性
性別表現・・・見た目の「男らしさ」「女らしさ」など、個人が表現する性
SOGIとは
SOGIとは、性的指向(好きになる性)と性自認(自分が認識する心の性)のそれぞれの英訳(Sexual Orientation and Gender Identity)のアルファベットの頭文字をとった略称です。
異性愛の人も含め、すべての人が持っている属性を表す略称です。
当事者の抱える困難
当事者は次の例のように、日常生活で多くの困難を抱えています。
- 校則で定められた男女別の髪形や服装
- 男女別のトイレや更衣室の利用
- 同性パートナーがいても事実婚とも見なされず、夫婦であれば利用できる制度を利用できないことがある。
気を付けること
「性的少数者に対してはこうするべき」というようなマニュアルはありません。どのような対応を望んでいるかは一人一人違います。一方で、心がけとして普段から次のような配慮は必要です。
- 自分の身の回りに性的少数者がいると思って行動する。
- 性的少数者を笑いの対象にしない。
- 差別的な言葉を使わない。
- 「いつ結婚するの」「子どもはいるの」など、結婚や子育てをすることを前提としない。
- 自分が性的少数者であると告白すること(カミングアウト)を強要しない。
- カミングアウトされたときは、本人の了解を得ないで他の人に広めること(アウティング)はしない。
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