公開日 2021年05月12日
更新日 2021年08月23日
令和2年12月愛知県名古屋市及び令和3年1月の東京都港区において、二酸化炭素を消火剤とする不活性ガス消火設備が放出された事故を踏まえ安全対策の周知を図っていたところですが、令和3年4月東京都新宿区において、何らかの理由により二酸化炭素が放出され死者4名、負傷者2名を出す事故が発生しました。二酸化炭素消火設備を設置している建物の関係者におかれましては、類似事故の発生を防止するため、次の事項に十分留意されますようお願いします。
建物関係者への周知
防火管理者や自衛消防隊員、二酸化炭素消火設備が設置された部分の利用者などに、設備の適正な取扱方法、作動の際の対応方法、避難方法、二酸化炭素の人体に対する危険性などを周知してください。
工事・メンテンナンス時
二酸化炭素消火設備が設置された部分やその付近で工事やメンテナンス等を行う場合は、誤作動や誤放出を防ぐため二酸化炭素消火設備を熟知した消防設備士や消防設備点検資格者の立ち会いを求め、消火剤が放出されない措置を講じた上で工事を開始するなど、安全確保に努めてください。
また、二酸化炭素消火設備の設置部分や隣接部分に関係者以外の者が出入りしないよう管理してください。
消火設備作動時の対応
二酸化炭素消火設備が誤放出された場合は、安全な場所に避難し、すぐに119番通報するとともに、設備の設置・保守点検などを行った専門業者への連絡を行ってください。
また、二酸化炭素消火設備の設置部分や隣接部分への立ち入りを禁止してください。
お問い合わせ
消防本部 予防課査察指導係
住所:伊勢原市伊勢原3丁目32番20号
TEL:0463-95-2117(直通)・0463-95-2119(代表)
FAX:0463-91-4325