消費者月間統一テーマ　デジタル時代に求められる消費者力とは

デジタル化やＡＩなどの技術が進展し、消費者を取り巻く取引やサービス、コミュニケーションは急速に変化しています。しかし、利便性が増す一方、リスクも多様化しています。

デ゛ジタルサービスの仕組みやリスクへの理解、情報に対する批判的思考力、適切に情報を収集・発信する力。これらの理解をさらに深めるとともに、「気づく・断る・相談する」というこれまでも必要とされた基礎的な力も高めていくことが求められています。安全・安心かつ豊かな消費生活を送るために、今求められる「消費者力」とは何かをこの機会に考えてみましょう。

トラブル別アドバイス

不安なときはすぐに契約や支払いを行わず、家族や友人などに相談しましょう。

賃貸住宅の「原状回復」に注意

• 契約前に契約書の内容を必ず確認し、入居する時は、傷・汚れなどの現況写真を撮り記録に残しましょう。
• 国土交通省が示す「現状回復をめぐるトラブルとガイドライン」と異なる箇所は、特によく確認しておきましょう。
• 鍵の交換やハウスクリーニング費用を借主負担とする特約は有効となるため、注意しましょう。
• 入居する時は、傷や汚れがないか、エアコンなどの設置が作動するかを、できる限り貸主と一緒に確認しましょう。

投資グループに誘われる詐欺的な「ＦＸ取引」のトラブルに注意

• ＳＮＳの投資グループから「確実に稼げる」などと説明されても、信用しないようにしましょう。
• 振込先に個人名義の口座を指定する業者や金融商品取引業の無登録業者に注意しましょう。
• オンライン上のＦＸ画面では利益が出ているように見えても、画面自体が架空のものであり実際の取引は行われていない場合があるため注意しましょう。
• 通常のＦＸ取引で個人名義やＦＸ業者と異なる名義の口座に入金させることはないので注意しましょう。

※ＦＸ取引（外国為替証拠金取引）は、２つの国の通貨の為替相場を予測して売買を行う金融商品です。

定期購入による割引クーポンの利用に注意

• 継続期間や購入回数が決められていないか確認しましょう。
• 返品や解約の条件、解約するときの連絡手段を確認しましょう。
• 利用規約の内容を確認し、最終確認画面をスクリーンショットなどで保存しましょう。

消費者トラブルで困ったときは一人で悩まずに、下記の消費生活センター又は消費者ホットライン（188）へご相談ください。

伊勢原市消費生活センターのご案内　

契約・解約や販売方法、商品・サービスなどに関する消費者トラブルでお困りの人の相談を消費生活相談員がお受けし、問題解決のための助言や各種情報の提供を行います。

また、専門的・法的に解決が必要な場合は、専門機関や法テラスなどを紹介することもあります。

相談は無料です。電話または来所にて受け付けします。

秘密は厳守しますので、お気軽にご相談ください。

• 相談対象者

  伊勢原市在住の人（伊勢原市以外に在住の人は、お住まいの市町村の相談窓口をご利用ください。)

• 相談専用電話（直通）

  0463-95-3500

• 相談日時

  月曜日～金曜日（祝日、年末年始を除く）午前9時30分～午後4時

　　　(正午～午後1時を除く)

　　   ※上記時間は受付時間ではなく相談時間ですので、余裕をもってお越しください。

• 相談方法

  「電話」または「来所」（予約制ではありません）

• 電子メールやファクシミリでの相談は受け付けていません。
• 来所の場合は、契約書などの関連書類をご持参ください。
• 所在地

　伊勢原市田中348番地　　伊勢原市役所1階　人権・広聴相談課内

関連リンク

神奈川県くらし安全防災局　くらし安全部消費生活課(外部リンク)　　

消費者ホットライン(外部リンク)