ガストーチバーナー、リチウムイオン電池等による火災に注意

公開日 2023年10月26日

更新日 2023年10月26日

ガストーチバーナーによる火災に注意

近年、燃焼機器に係る製品火災においては、ガストーチバーナーに起因するものが多く発生しています。特に、使用頻度が高く、購入後長期間経過しているバーナーは、内部のゴム製品の劣化などにより、接続部からのガス漏れや異常燃焼が原因で発生していますので、使用する際は、次のことに注意しましょう。

  1. 安全のため、使用前に取扱説明書をよく読み、注意点を確認してください。
  2. 容器(ボンベ)は指定された専用のものを使用してください。
  3. ボンベ脱着の際、周りに火気のないことを確認してください。容器脱着時には微量のガスが出る場合があり、引火の危険性があります。
  4. バーナー先端に油汚が付着したまま使用しないでください。油や汚れに着火して事故につながり危険です。
  5. 容器(ボンベ)を装着したままのバーナーや容器を火元の近くや加熱される可能性のある場所に置かないでください。熱で容器(ボンベ)が加熱され爆発するおそれがあります。
  6. 容器(ボンベ)にしっかりと固定されず、ゆるみやガタつきがある場合や、落下などで衝撃が加わりバーナー本体や容器(ボンベ)が変形している場合やヒビがある場合は、使用をやめ新しい製品に交換してください。接続部や変形部、ヒビ部からのガス漏れにより事故につながり危険です。

リチウムイオン電池等による火災に注意

近年、リチウムイオン電池等の充電式電池に起因する火災が増加傾向にあります。こうした充電式電池に起因する火災の予防に当たっては、PSEマーク(電気用品の安全性確保について定められた電気用品安全法の基準をクリアした電化製品に付けられるマーク)などが付された製品を購入し、取扱説明書に従って使用し、電池の膨張などの異常が生じた場合は使用を中止することなどの措置が有効です。

次の内容は、出火前に見られた特徴的な兆候や誤った行動についての事例ですので、次の兆候が現れた時は使用をやめ、各製造会社や販売店へ相談してください。

  1. バッテリーの減りが速くなり、充電中に以前と比較して熱くなったり、充電しても満充電にならない。また、内部から膨張し、変形している。
  2. 動作不良を起こしていたが、充電してみた。
  3. 充電中にパチパチという異音がしていた。また、充電中に異臭がした。
  4. 水没したが、時間が経ち、また使用できるようになったので使用していた。
  5. 夏季の車内など高温となる場所に長時間放置していた。
  6. 充電部分の差込み部分の接触が悪かったが、そのまま使用していた。
  7. 初期不良で使用できないにも関わらず、繰り返し使用を試みて充電する。
  8. 専用の充電器で充電したことがない。また、専用充電器が壊れ、差込みの合う充電器を使っていたが、電圧の確認などはしたことがない。
  9. カバンなどに入れていたが、カバンを放り投げたりして、強い衝撃を与えていた。
  10. 小動物を飼育しているが、噛んだり唾液が付着したことがある。
  11. 廃棄の際に分別のために分解する。
  12. スマートフォンなどをズボンの後ろポケットに入れたまま座ったりして、強い外力を与えた。

※この他にも、ごみ収集車でリチウムイオンバッテリー搭載製品やカセットボンベなどが発火する事故が発生しています。ゴミの出し方などについては、いせはら分別ガイドなどを参考にし、廃棄してください。

お問い合わせ

消防本部 予防課 査察指導係
住所:伊勢原市伊勢原3丁目32番20号
TEL:0463-95-2117(直通)・0463-95-2119(代表)
FAX:0463-91-4325
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