公開日 2023年10月15日
更新日 2024年06月14日
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広報いせはら連載企画「シリーズ 匠の技 伊勢原の職人に迫る」
相原大祐さん(大津屋きゃらぶき本舗)
経歴
昭和57年12月生まれ(40歳)。民間企業で数年働いた後に、代々続いている大津屋の6代目として働き始める。5代目である父に教わりながら、きゃらぶき作りをはじめ、山菜を使用した新商品の開発などを行っている。
伝統の味を守り抜く
きゃらぶき作りは、ふきの仕入れ、塩蔵(塩を使った貯蔵)、塩を洗う、2日間煮るという工程があります。どの作業もふきの状態を見ながら行うため、作り方の感覚を身に付けるために、ひたすら父の作業を見て学びました。
ふきの具合を見ながら、適切なタイミングでかき混ぜるために釜の傍を離れられなかったり、その日の気温に合わせて薪の燃え方を調整したりと、大変なことも多いです。しかし、明治の創業以来、代々受け継がれた伝統の味を守るためには必要な作業で、長年大津屋のきゃらぶきをひいきにしてくださるお客さんを思えば、頑張ることができます。
また、美味しいということは大前提で安全・安心に配慮した食品をお届けするために、衛生管理にも気を付けています。 これからも日々勉強しながら、先代たちが残した伝統の味を守り続けたいと思います。