公開日 2024年02月15日
更新日 2024年06月14日
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広報いせはら連載企画「シリーズ 匠の技 伊勢原の職人に迫る」
磯崎直平さん(株式会社磯崎絞製作所)
経歴
昭和46年11月生まれ(52歳)。父が大山で創業した磯崎絞製作所へ高校卒業後に入社。20歳の頃、東京にあるへら絞り技術を持つ会社で1年間修業し、技術を学ぶ。その後も父のもとで技術を磨き、36歳で跡を継ぎ社長となる。
探求し続けることが上達につながる
へら絞りとは、陶芸のろくろのように金属を回転させ、へらと呼ばれる棒で円形に成型する技術です。フライパンや鍋のような日用品からロケットまで、幅広い製品を製作しています。弊社は平成25年に上粕屋へ移転し現在は2拠点で稼働しており、今年の3月で創業60年を迎えます。
私たちが行うものづくりの仕事は、1社で完結するものではないため、 次の会社や人へつなげることを常に意識しています。そのため、精度の高いものを届けられるように、完成した製品は人間では測れない精度を測定できる三次元測定機を使って、確かな精度を証明できるようにしています。私たちの仕事に教科書のようなものは存在しません。自分の仕事に対して、どこまで興味を持って取り組めるか。好奇心を持って探求し続けることでセンスが磨かれ、上達につながると思っています。