公開日 2024年06月18日
令和6年4月より、弱視・斜視の早期発見のため、健診会場にて屈折検査を行います。
ご家庭で行う視力検査とあわせて、より精度の高い検査ができ、早期発見につながります。
屈折検査はなぜ必要?
こどもの目の機能は3歳頃までに急速に発達し、6~8歳くらいでほぼ完成します。
6~8歳頃までに正しく発達しなければ、弱視(メガネやコンタクトをしても視力がでないこと)になってしまいます。
視力や斜視(片目の視線がずれること)は早期発見、早期治療がとても大切です。
しかし乳幼児は見えにくさを自覚していないことが多く、家族も気づきません。
屈折・眼位検査は弱視、斜視、眼疾患の早期発見に役立ちます。
屈折検査とは?
目のピントが合う為に必要な度数(屈折)を調べる検査です。器械を見るだけで、数秒で検査できます。
屈折は、正視・近視・遠視・乱視に分けられます。
視力検査だけでなく、屈折検査をすることで、視力の発達を妨げる原因がわかることがあり、異常の見逃しを減らすことができます。また、角度の大きな斜視も調べることができます。
(角度の小さな斜視や、間欠性斜視は調べることができません。器械での測定にはある程度誤差や限界があることをご理解ください。)
屈折検査の様子
屈折検査で異常を指摘されたら
眼科医療機関を受診して精密検査を受けましょう。
精密検査では、視力・屈折・眼位・角膜・水晶体・眼底などに異常がないかを調べます。
こどもの目の病気は本人が不自由を訴えないことが多く、治療が手遅れになってしまう恐れがあります。
見え方に問題がないようでも、必ず眼科を受診しましょう。
神奈川県立平塚盲学校では、見えにくさや目のことが気になる方への教育相談を受け付けています。
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