公開日 2025年09月12日
更新日 2025年09月12日
PFOS(ピーフォス)・PFOA(ピーフォア)
PFOSとPFOAは有機フッ素化合物(PFASピーファス)の一種です
- 2000年代のはじめ頃まで、様々な工業で利用され、私たちの身の回りの製品を作る際にも使われていました。
- 2009年以降、環境中での残留性や健康影響の懸念から、国際的に規制が進み、現在では日本を含む多くの国で製造・輸入が禁止されています。
- 日本国内でも、新たに作られることは原則ありません。ただし、分解されにくい性質があるため、今も環境中に残っている場合がありますが、国等の測定結果によると環境中のPFOS・PFOAは少しずつ減少しています。
正式名称と主な用途
PFOS(ピーフォス)
- 正式名称:ペルフルオロオクタンスルホン酸
- 主な用途:メッキ処理剤、泡消化薬剤など
PFOA(ピーフォア)
- 正式名称:ペルフルオロオクタン酸
- 主な用途:撥水剤、界面活性剤など
PFOS・PFOAの疑問
伊勢原市の水道水は大丈夫ですか?
本市の水道水については、水道事業者(神奈川県企業庁)が水道水中の基準値を超えないよう取組を進めており、検査結果は、国が定めた暫定目標値(PFOS及びPFOAの合算値で50ng/L以下)に対し、本市を含む全ての検査地点で不検出(定量下限値5ng/L未満)となっています。
また、令和8年4月1日より、水道水におけるPFOS及びPFOAに関する水質基準が定められたことから、この基準に基づき、引き続き厳格な水質管理が行われます。
伊勢原市の地下水は大丈夫ですか?
地下水については、令和6年11月に県が地下水におけるPFOS・PFOAの実態把握のための調査を市内6か所で行った結果、全ての地点で暫定指針値(PFOS及びPFOAの合算値で50ng/L以下)を大きく下回っていました。
体に入ったらどうなりますか?
体外へ排泄されて徐々に減ると考えられています。体に入った量が、半分に減るまでの期間はPFOSでは平均5.7年、PFOAでは平均3.2年と報告されています。
フッ素コーティング製品に使われているのですか?
昔はフライパン等にPFOAが使われていましたが、今は使われていません。
食べ物は大丈夫ですか?
国の食品安全委員会は、「通常の一般的な食生活では、著しい健康影響が生じる状況にない」と評価しています(令和6年6月)。
リンク
・県営水道における有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)について(神奈川県)(外部サイトへリンク)