公開日 2025年08月13日
更新日 2025年08月14日
脂質異常症とは、中性脂肪や悪玉コレステロールの増加、善玉コレステロールの減少などを特徴とする生活習慣病のひとつです。自覚症状がほとんどなく、放置すると動脈硬化を引き起こします。改善や予防のためには、日々の生活習慣や食習慣が重要です。
今月は、脂質異常症を予防するための調理や食べ方のポイントをお伝えします。
- 魚、大豆製品、野菜などをとり入れる
魚に多く含まれる油(DHA・EPA)や大豆には、血中のコレステロール値を改善する作用があります。また、食物繊維が多い野菜やきのこ、海藻などは、低エネルギーなうえ、コレステロールの吸収をゆるやかにする作用があるので積極的にとり入れましょう。
2. 肉類は脂身が少ない部位を選ぶ
脂身が多い肉は、悪玉コレステロールを上げやすいため、赤身や皮なしの鶏肉など、脂質の少ないものを選びましょう。
3. よくかんで食べる
食べ過ぎて摂取エネルギー量が増えると、体重増加を招き脂質異常症のリスクを高めます。よくかんで食べることで満腹感を得られやすく、食べ過ぎの防止につながります。
今月のレシピは「さば缶の冷や汁」です。
悪玉コレステロールを下げる作用のあるDHAやEPAを豊富に含んださば缶を汁ごと使った一品です。