公開日 2020年05月27日
更新日 2023年08月31日
土砂災害防止法は、土砂災害(急傾斜地の崩壊、土石流、地すべり)から、国民の生命・身体を守るために、土砂災害が発生するおそれのある地域を明らかにして、危険の周知、警戒避難体制の整備、一定の開発制限による住宅等の立地抑制などのソフト対策を推進するための法律です。
- 土砂災害防止法に関する解説(神奈川県砂防海岸課)
土砂災害警戒区域(イエローゾーン)とは
土砂災害が発生した場合に、住民等の生命・身体に危害が生じるおそれのある区域であり、警戒区域に指定されると、市では危険区域の周知や警戒避難体制の整備等に取り組みます。
土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)とは
土砂災害が発生した場合、建築物等に損壊が生じ、住民等の生命・身体に著しい危険が生じるおそれのある区域であり、特別警戒区域に指定されると県により特定開発行為や建築物の構造の規制等が行われます。
図で見る土砂災害警戒区域
急傾斜地の崩壊 |
土石流 |
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※画像をクリックすると拡大します。
※伊勢原市では「地すべり」の指定区域はありません。
市内の指定状況
令和3年3月23日現在、本市では土砂災害防止法に基づく区域の指定数は、次のとおりです。
- 土砂災害警戒区域(イエローゾーン) 200箇所
- 土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン) 196箇所
お住いの場所が土砂災害警戒区域等に指定されているかを確認したい場合は、次のリンクをクリックしてください。
- 法定図書から指定区域を確認する(神奈川県砂防海岸課)
「土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域の法定図書を見る」(外部リンク)
- 地図から指定区域を検索する(神奈川県砂防海岸課)
急傾斜地を所有・管理されている皆様へ
令和2年2月5日、神奈川県逗子市内の道路に隣接する民有地の斜面において、降雨がないにもかかわらず斜面が崩落し、斜面下の歩行者が土砂に巻き込まれて死亡する事故が発生しました。
斜面は風化が進行すると、無降雨であっても突然崩壊する危険性があるため、日ごろから斜面の状態等を把握しておく必要があります。
国土交通省では、土地所有者に対して自主点検時のポイント(亀裂、浮石、落石の有無)を示していますので、ご活用ください。
雨が降り出したら土砂災害警戒情報に注意
土砂災害発生の危険性が高まった場合は、気象庁と県から「土砂災害警戒情報」が発表されます。
本市は、この情報をもとに避難に関する情報を発表しますので、雨が降り出したら最新の気象情報を入手するよう心がけてください。
避難に関する情報の入手先
- 伊勢原市ホームページ「防災情報の入手方法」(リンク)
- いせはらくらし安心メール(事前登録制)(リンク)
- 防災いせはらテレホンサービス(050-3204-1788)
- 市公式SNS(LINE、X:旧ツイッター、フェイスブック、インスタグラム)
早めの避難
土砂災害は、土砂災害警戒情報が発表されていなくても発生するおそれがあります。
雨が降り出したら斜面等の状況に注意を払い、異常を感じたら直ちに近隣住民の方と安全な場所へ移動を開始してください。
なお、自宅に留まざるを得ない場合は、斜面から離れた部屋、2階以上の部屋へ移動しましょう。
土砂災害の前兆現象
土砂災害が発生するときは、前兆現象が発生する場合があります。前兆現象を感じたときは、早めに避難しましょう。
種 類 | 急傾斜地の崩壊 | 土石流 |
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特徴 | 斜面の地表に近い部分が、雨水の浸透や地震等でゆるみ、突然崩れ落ちる現象。崩れ落ちるまでの時間が短いため、人家近くでは逃げ遅れも発生し、人命を奪うことが多い。 | 山腹や、川底の石、土砂が長雨や集中豪雨によって一気に下流へ押し流される現象です。時速20キロから40キロで、一瞬で人家や畑などを壊滅させます。 |
主な前兆現象 |
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