ヒブ(Hib)予防接種

公開日 2014年03月26日

更新日 2024年04月01日

ヒブ(ヘモフィルスインフルエンザ菌b型)について

ヒブ(ヘモフィルスインフルエンザ菌b型)は、細菌性髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な全身感染症や副鼻腔炎、中耳炎、気管支炎などの表在性感染症を起こします。ヒブによる細菌性髄膜炎は、5歳未満の乳幼児がかかりやすく、年間約400人が発症し、4か月から1歳までの乳児が過半数を占めます。また、約11パーセントに後遺症が残ると推定されています。

この予防接種の標準的な接種パターンは、満2か月~7か月のお誕生日前日までに開始とされています。7か月になってから接種を開始する場合、接種回数が変わりますのでご注意ください。

ヒブ予防接種を受けた人は、令和6年4月から五種混合予防接種が始まりましたが、原則ヒブワクチンを引き続き接種します。
 同じく細菌性髄膜炎を予防する肺炎球菌ワクチンも接種しましょう。

接種対象年齢・接種方法

対象年齢:満2か月~5歳未満

【標準的な接種年齢】満2か月~7か月のお誕生日前日までに接種開始

接種開始年齢 接種回数 標準の接種方法
満2か月~7か月のお誕生日前日まで 4回 27日(医師が必要と認めた場合は20日)~56日の間隔で1歳になるまでに3回接種し、3回目から7~13か月までの間を置いて1回接種
7か月のお誕生日~1歳のお誕生日前日まで 3回 27日(医師が必要と認めた場合は20日)~56日の間隔で1歳になるまでに2回接種し、2回目から7~13か月までの間を置いて1回接種
1歳のお誕生日~5歳のお誕生日前日まで 1回 1回接種
  • 接種開始年齢とは、初回接種の年齢範囲を指します。
  • ヒブ予防接種は、接種開始年齢により接種回数が異なりますのでご注意ください。また、接種間隔があいてしまった場合も、回数が変更となる可能性がありますので医師にご確認ください

接種場所

接種費用

  • 対象年齢内は無料です。(対象年齢を過ぎると有料)

持ち物

  • 母子健康手帳
  • 健康保険証、マイナンバーカード等

ヒブ予防接種と副反応について

  • この予防接種は、ヒブ(インフルエンザ菌b型)による髄膜炎、敗血症、肺炎などを予防します。
  • このワクチンは、牛の成分(フランス産牛の肝臓および肺由来成分、ヨーロッパ産牛の乳由来成分、米国産牛の血液および心臓由来成分)が製造工程に使用されていますが、このワクチンの接種が原因でTSE(伝達性海綿状脳症)にかかったという報告は1例もありません。よって、理論上のリスクは否定できませんが、このワクチンを接種した人がTSEにかかる危険性はほとんどないものと考えられます。
  • 主な副反応は、接種部位の発赤、腫れ、硬結、痛みなどで全身反応としては不機嫌、食欲不振、発熱などが認められます。通常は数日で消失します。重い副反応として、非常にまれですが、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、けいれんなどが報告されています。

    ※アナフィラキシーとは、通常接種後30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。汗がたくさん出る、顔が腫れる、全身にひどいじんましんが出るほか、吐き気、おう吐、声が出にくい息が苦しいなどの症状に続きショック状態になるようなはげしい全身反応のことです。

  • 小児用肺炎球菌予防接種やその他予防接種と同時接種を行う同時接種を行うことは、必要性を医師が判断し、保護者の同意を得た上で接種します。なお、それぞれ単独で接種することもできます。

接種後の注意

  • 予防接種を受けた後30分間は、急な副反応が起こることがあります。医師(医療機関)とすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。接種後1週間は体調に注意しましょう。
  • 接種部位は清潔に保ちましょう。接種当日の入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。
  • 接種当日のはげしい運動を避けましょう。
  • 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
  • 他の予防接種との同時接種については、医師にご相談ください

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お問い合わせ

保健福祉部 健康づくり課 健康づくり係
住所:伊勢原市田中348番地
TEL:0463-94-4609
FAX:0463-93-8389
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